刀剣
2015.09.08 15:00
刀剣博物館に行って参りました。
凄い。
圧倒的な格調は、近寄りがたいほど。
自然と、肚の底が据わるような心地がします。
磨くって、凄いですよね。
(打ったり削ったりする工程も含めて、磨くと括りましたが)
こんな風に磨くこと
人間にしか無いではないですか。
自然は、言うまでもなく、凄いです。
けれど、人が手を掛けて、磨くという行為…
この研ぎ澄まされたものはなんだろう
時には自然の美しさをも、超えてしまうかもしれない。
磨き上げること
これはもう、精神性ではないですか。
磨き上げられたものを前に
粗雑な立ち居振る舞いは出来ないですよ。
雑な一手など振るえるはずもない。
背筋を伸ばし、無駄口を慎み
思慮深さを強要される。
反対に
軽くてイージーな、パッと手を出せるジャンクなものに溢れていれば
そのような素行の人間にもなりますし…。
刀は特に
人を斬るものであり
神事にも扱われるものだからか
格別な重厚感で。
あんまり、のほほんとその空間に浸っていることはできないですね。
最高峰の刀とはこういうものかと、認識した今日。
古武道の際の意識も、変わるように感じます。