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ファジアーノ岡山、競争が生んだ3-0勝利 木山監督が選手に託した「頼もしさ」

2026.08.27 05:01

2026年8月26日、JFE晴れの国スタジアムで行われた天皇杯2回戦で、ファジアーノ岡山はベルガロッソいわみを3-0で下し、難しい初戦を突破した。18分に田上大地が先制点を挙げ、後半には河野孝汰が2ゴールを記録。スコアだけを見れば快勝だが、両チームの監督会見からは、この90分間にあったそれぞれの戦いが浮かび上がった。

岡山は直近のリーグ戦から先発メンバーを大幅に変更した。数日後にもリーグ戦を控える中、ターンオーバーは自然な選択だった。しかし木山隆之監督は、日頃から悔しい思いをしている選手たちだからこそ、ピッチで頼もしさを見せてほしかったという思いを明かした。

普段は出場機会が限られる選手たちにとって、この試合は単なるローテーションではなく、自らの力を示す舞台でもあった。試合の入りには連係やボールを引き出すタイミングのズレも見られたが、18分に田上が先制すると、後半は河野の2ゴールで勝負を決めた。

一方、いわみの岸本弘樹監督は、準備してきた守備や攻撃が試合の中盤から少しずつ表現できるようになったことを前向きに捉えた。その一方で、狙い通りの形を作っても、奪い切る場面や最後の局面でJ1とのクオリティの差を感じたという。

立ち上がりについては、相手をリスペクトしすぎたことで普段ならできるボール保持ができず、慌ててしまった場面があったとも振り返った。それでも選手たちは、足がつり、体が痛む中でも最後まで立ち向かった。岸本監督は、その姿勢を次につながる収穫として評価した。

岡山にとっては、出場機会を待っていた選手たちが結果を残した試合だった。そしていわみにとっては、準備したサッカーをJ1相手に試し、現在地を知る試合でもあった。3-0という結果の中には、岡山が求める競争と、いわみが示した挑戦の両方があった。

Photo by Kyoko Hayashi / SportsPressJP