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木のお店 リーベルクラフト

欅(欅)のボウル

2026.08.28 12:29

欅(欅)のボウル

欅(ケヤキ)のボウル ― 古名「槻(つき)」をたどる

径25cm・高さ5.7cm

日本を代表する広葉樹のひとつ、欅(けやき)。

古くは「槻(つき)」と呼ばれ、万葉集にもその名が残されています。大きく育ち、長い年月を生きる欅は、古くから神聖な木としても大切にされてきました。

飛鳥の法興寺(飛鳥寺)の槻の木の下では、『日本書紀』に記される重要な出来事が行われ、万葉集には槻を詠んだ歌も残されています。

「泊瀬の 斎槻が下に 我が隠せる 妻」

「斎槻(ゆつき)」とは、神聖な槻を意味します。

人々が集い、言葉を交わし、歌を詠んだ木。その長い歴史を持つ欅を、径25cmという大きな一枚から、日々の食卓で使っていただける一つのボウルに仕立てました。

欅という木

欅は本州から九州にかけて広く自生し、古くから社寺建築、家具、和太鼓、器など、さまざまなものに使われてきました。

硬さと粘りを併せ持ち、丈夫でありながら、磨くことで美しい艶が生まれることが欅の大きな魅力です。

京都でも身近な木のひとつで、祇園祭の山鉾に使われる木材としても知られています。

木肌は、心材が赤みを帯びた黄褐色から茶褐色、辺材は淡い黄白色。木目には欅特有の力強さがあり、一本ごとに異なる表情を見せます。

槻から、一つの器へ

古く「槻」と呼ばれた欅は、人々が集まり、言葉を交わし、歌を詠んだ木でもありました。

その欅が、今度は食卓を囲む器になります。

かつて槻の木の下で人々が集ったように、このボウルもまた、盛り鉢として、果物や野菜を盛る器として、日々の暮らしの中心に寄り添えればと思っています。

長い年月を生きてきた木を、今度はあなたの食卓の時間の中へ。

木目を眺め、手触りを楽しみながら、長く使っていただける一つです。