【見どころ!】吉良大弥 vs. カルロス・カニサレス
9月2日(水)横浜BUNTAI
WBA世界ライトフライ級王座決定戦
吉良大弥(志成)
vs.
カルロス・カニサレス(ベネズエラ)
吉良=2003年5月30日、大阪府出身の23歳。右ボクサーファイター型。戦績:4戦全勝(3KO)
カニサレス=1993年3月11日、ベネズエラ出身の33歳。右ボクサーファイター型。戦績:32戦28勝(20KO)3敗1分
最速タイ記録を狙う23歳
vs 33歳の元王者
戦線離脱のレネ・サンティアゴ(プエルトリコ)が休養王者にスライドしたことにともなう王座決定戦。これがプロ5戦目となる吉良は勝てば世界戴冠の国内最短記録に並ぶ。対するカニサレスは8度の世界戦を経験している元WBA、WBC王者。23歳の新鋭対33歳のベテランというカードだ。
吉良はアマチュアを経て一昨年6月にプロデビューし、4試合で戦ったラウンドは合計12と少ない。抜群のセンスにスピード、パンチ力など高い戦力を誇る一方、競った状態での長丁場を経験していないため耐久力など未知の部分もある。それを若さと勢いでカバーできるか。
対照的にカニサレスは12年のプロキャリを積んでいるベテランで、世界戦で4度の来日経験を持つ。田口良一(ワタナベ)とは引き分けたが、小西伶弥(真正)に勝ってWBA世界ライトフライ級王座を獲得し、木村翔(青木)を下して防衛。無冠になったあと寺地拳四朗(BMB)に挑んだが12回判定負けを喫している。寺地戦ではダウン応酬の激闘を展開しており、あらためて底力を見せつけたものだ。
吉良は手練れの元王者に序盤で主導権を渡すのはリスクが高いため、早めにペース掌握を狙うものと思われる。スピードを生かし、さらにカウンターを合わせることができればダメージを与えることも可能だろう。中盤過ぎまで自分のペースで戦うことができれば戴冠が見えてくる。
一方、10ラウンド以上の長丁場を何度も経験しているカニサレスは吉良を未知のラウンドに引きずり込むプランを描いている可能性が高い。中盤から終盤にペースアップして相手のスタミナ切れを待って勝負に出るのではないだろうか。
(原功)