怖れよりも

自転車の練習をする上で

転ぶ、ということが

悪いことなわけがない。

転びながら覚える

当然のこと

内面もまた同じで

揺れること、ブレること

悪いことなわけがない

揺れるから

挑戦する

場数を踏む

揺らがないスタイルが分かってゆく

当然のこと

転んで痛いのと

同じように

心にダメージを感じることもある

そこで

「痛いし分かんないからもう怖い無理やらない」

となるのか

その先が

知りたかったんじゃないのか

己を

閉じるより

投げ出す

守るより

傷つきに行く

怖れ 以上に

知りたい

わかりたい

見せてあげたい

体験させてあげたい

教えてあげたい

この先の世界を

そうじゃないか

これが己への愛じゃなくて何？