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ヤナログ

坂井市豪雨 20時間のゆる避難生活

2026.08.30 14:00

金沢でのGRAPEVINEのライブが終わって食事して帰ろうとインターへ向かうと電光掲示板で「金津ー丸岡間 通行止め」の表記。「天気が悪いのかな?」と下道で帰ることにして何度かコンビニで休憩を挟みスマホで天気をチェック。福井は雨が凄そうだけど石川県内は雨は降ってなくて「もう福井も雨は止んでる?」とゆっくりと南下して丸岡に入ると大雨。8号線から自宅までのルートがどこも途中で冠水。近くのコミュニティーセンター(以下、コミュセン)が自主避難所として解放されてて23:00頃に避難。こうした形で避難所に行くのは人生初でした。

3Fの和室が仮眠スペースになってたのでジタバタせずに寝ることにしました。明け方になると周りがザワザワしてたので自然と目覚めて「駐車場も水が溢れてる」なんて言葉を耳にして急いで駐車場へ移動。雨の量が増えて車が水没しそうだったので浸水しない位置に移動。靴を脱いで車へ移動して、車を動かしからまた水の中を歩いて建物に戻りました。近くの小さな川も氾濫してたので、2Fの窓から車が浸水しないかチェック。コミュセンに自販機はあったのでコーヒーなどを嗜んでまったりしてました。

「車も出せないし、徒歩移動も危険」なので買い出しもできず「ここに乾パンとかの備蓄はないのですか?」と聞くと「自主避難所だから配布はできない。申請が通って避難所扱いになると配布可能です」という「備蓄あるけど規則があって不可能」というコントのような状況。踊る大捜査線の青島の「規則は破るためにあるんだ」精神に習って、備蓄の段ボールをこっそり拝借して仮眠所に持って行き避難してた方々と静かに分け合う。なんてドラマのようなことはしませんでした。

役場が併設されてるので「誰か職員の机にクッキーや煎餅くらいないのかな?パンとか無くても少しつまむものがあれば」と思いつつ、聞くのも野暮なので大人しくしてました。改めて「食べる」ってエンタメでもあるんだなと痛感。仮眠室じゃなくロビーの椅子に座って読書。ふと、オードリーの春日が「ロケバスで6時間39分43秒待機した」という記録を思い出して春日マインドで待機してました。

ロビーに大きなTVがあっても某サブスク配信の動画を見る専用。リモコンの管理者はいないので電源OFF。コミュセンにラジカセなどのやラジオを聴く機械も無かったので、手元のスマホでラジコのNHKニュースを流して「いま、そんな感じなのか」と現状を知りました。昔だったら、そうしたラジオやテレビのニュースを流してそうなですがロビーは静かでした。いや、近所の紳士たちが玄関に集まってディスカッションをしてて賑わってました。

ラジオと言えば、仮眠前に聞いたこの日の「そもそもの話」のゲストがザキヤマさんという神回でした。大声は出せないのでザキヤマさんのマシンガントークで静かにクスクスと笑ってリラックスしたおかげかぐっすり寝れました。日曜だったので山下達郎さんのラジオを聴くと夏の恒例「納涼夫婦放談」あのマシンガントークや音楽を聴けてリラックスできました。川島/山崎コンビと山下夫妻に感謝です。

そして、14:00頃に救援物資のパンと水が大量に届いて嬉しかったです。水も引いてたのでパンを食べ終えたら帰宅を試みました。ですが、途中の道に水が溜まってて「ここまで待ったのに無理して車壊れたら意味ない」と判断してコミュセンに帰還。眠くなってたので、そのまま18:00くらいまで仮眠。起きてから再チャレンジしたら、やっと帰宅できました。自主避難所にいた職員の方やコミュセンの方々、救援物資を寄付してくれた方々に感謝です。以上、20時間ほどのゆる避難生活でした。