自分の「冷蔵庫」だけで仕事をするな
2026.09.03 04:45
仕事が遅い人には、ある共通点がある。
自分で考える。自分で調べる。自分で答えを出そうとする。
そして、自分の中だけで仕事を完結させようとする。
これは能力の問題ではない。
自分の中にある材料だけで、
100点をつくろうとしていることが問題なのだ。
自分の頭だけで仕事をするのは、
家の冷蔵庫にある残り物だけで
最高級の料理をつくろうとするようなもの。
今、もっている経験、知識、過去の成功体験。
それだけで勝負していれば、いつか材料が足りなくなる。
仕事ができる人ほど、自分の「冷蔵庫」に入っている経験や知識だけを過信しない。
人に聞く。質問する。本を読む。専門家を頼る。
上には上がいる。隣にもいる。書物の中にもいる。
大切なのは、人の知恵を借りることをためらうことではない。
すべての集められる情報を集めて、自分で編集することである。
仕事は、自分の力だけで、のんびりと趣味のように完成させるものではない。
30点で見せる。聞く。直す。
「塩が足りない」と言われれば足せばいい。
「この味は違う」と言われれば、そこで味付けを変えればいい。
それは手戻りではない。完成度を上げるための当然の調整である。
私にも分からないことは山ほどある。
だからこそ、早く見せる。早く聞く。早く直す。
一人で100点を目指すことは、一見すると正しい行動である。
しかし、組織の知恵を使わないという意味では少し傲慢でもある。
経営も仕事も孤高の職人芸では続かない。
使える知恵は使う。借りられる経験は借りる。
そして最後は、自分の皿の上で統合する。
自分の冷蔵庫だけで料理をするな。
それが、プロの仕事である。