ちとせや新聞 第013号を発行しました
2026年9月4日、ちとせや新聞 第013号を発行しました。
今回のテーマは、
「七五三の季節が近づいてきました」
です。
秋が近づき、ちとせやでも七五三のお着物についてのご相談が少しずつ増えてきました。
七五三というと、着物を用意することに目が向きやすいのですが、実際にはその前に確認しておきたいことがいくつかあります。
【七五三の着物は、今のお子様の寸法に合っていますか?】
以前用意したお着物や、ご家族から受け継いだお着物の場合、まず確認したいのが寸法です。
子どもの着物では、成長に合わせて「肩揚げ」や「腰揚げ」をして着ることがあります。
肩揚げは、主に裄の長さをお子様に合わせるための調整。
腰揚げは、着丈をお子様の身長に合わせるための調整です。
去年はちょうどよかった着物でも、お子様は一年で大きく成長します。
七五三の直前になって、
「袖が長すぎる」
「丈が合わない」
ということにならないよう、少し早めに一度着物を広げて確認しておくと安心です。
【お宮参りの着物を、七五三でも着られることがあります】
ちとせやでは、
「お宮参りのときに使った祝い着を、七五三でも使えますか?」
というご相談をいただくこともあります。
仕立てや着物の状態によりますが、お宮参りの祝い着を直して、三歳の七五三などで活かせる場合があります。
その際には、
肩揚げや腰揚げ
袖の形
紐の位置
長襦袢
などを確認し、お子様が着やすい形に整えていきます。
ご家族が大切に保管してきた一枚を、もう一度晴れの日に使えるのは、着物ならではの楽しみのひとつです。
【寸法だけでなく、着物の状態も確認を】
長くたんすにしまっていた着物は、見た目がきれいでも、一度全体を確認してみてください。
しみやカビはないか。
裏地が変色していないか。
縫い目にほつれがないか。
生地に傷みがないか。
長襦袢や小物がそろっているか。
こうした部分を事前に確認しておくことで、当日を安心して迎えやすくなります。
【七五三の準備は、少し早めがおすすめです】
七五三が近づいてから、
「着せてみたら寸法が合わなかった」
「しみを見つけた」
となると、お直しやお手入れに時間が必要になることもあります。
ご自宅に七五三用のお着物や、お宮参りの祝い着がある方は、まず一度広げてみてください。
何を確認すればよいか分からない場合は、そのままちとせやへお持ちいただいても大丈夫です。
お子様の成長や、お着物の状態を見ながら、無理のない方法をご案内いたします。
【大切な着物を、次の晴れの日へ】
新しい着物を選ぶことだけが、七五三の準備ではありません。
お宮参りで使った着物。
お兄様やお姉様が着た着物。
お母様やご家族が大切に残してきた着物。
そうした一枚を、お子様の成長に合わせて整え、もう一度晴れの日に着ていただくこともできます。
ご家族の思い出が詰まった着物を、次の思い出へつなげる。
そんなお手伝いができれば、ちとせやもうれしく思います。
【ちとせや】
東京都武蔵野市・武蔵境