この子は伸びるなと感じた瞬間
こんにちはExcelsiorです。
指導していてこの子は伸びるなと感じる瞬間は多々あります。
本日、新高校3年生の生徒の多くが"駿台全国模試"の結果を持ってきました。
その中に合計偏差値74で
京大
早稲田
でA判定の文系男子が質問に来ました。
"現段階で優先して取り組むことはなんですか"
"これはまだ高校2年の模試なので4月以降は浪人生も入ってくるためこの評価の信憑性は欠けると思う。なので先生の方で正確にして行くべきこと、現状を教えて欲しい"
とのことでした。
この子は伸びるなと感じた瞬間でした。
結果に一喜一憂せず分析し、より自分の能力を高めて行こうとする姿勢は非常に重要です。
そこから1時間ほど生徒の模試の英語と数学の結果を答案をもとに考察し指導を行いました。
模試の採点は学年が上がるごとに厳しくなっていきます。
特に構文解析での英文和訳および英作文はその流れが顕著です。
ゆえに英文和訳および英作文にフォーカスし今後のカリキュラムを再構築し直してあげました。
そして数学のミスではなぜそのようなミスを引き起こしたのか
テスト当日の思考回路にフィードバックさせながら改善点を話し合いました。
模試はあくまで模試です。
大切なことは入試当日に合格点を取れるかどうか。
ゆえに入試以外の模試ではできる限り多くの失敗を重ねその都度軌道修正して行く指標にしていきましょう。
これは私が常日頃生徒に言う言葉です。
せっかくの模試、自分自身の客観的データを集めるのにこれ以上ない機会です。
点数や偏差値、合格判定はどうでもいいのです。
私の生徒には3年頭の模試で偏差値30台をとりながらも結果旧帝大に合格する生徒が山のようにいます。
大切なことは入試当日にピークの状態を作り上げることです。
そのために逆算し、必要な能力を養う。
模試はあくまでツールでしかありません。
どうしても親御様方は点数や偏差値という可視化された数値で算出されなければ不安を持たれることと思います。
ですが、目先の点数ではなく合格を目標にマクロな視点を持つことも重要であると再確認していただけると幸いです。
勉強はベクトルです。
正しい方向性で必要量の熱量をかけてあげる必要があります。
常に自分はどのように学習に取り組むべきか、優先事項は何か
考えながら学習して行きましょう。
Excelsior