令和8年度 豆類需給安定会議・豆類産地懇談会・第72回豆類生産流通懇談会のご報告
開催日時 令和8年9月3日(木)13時〜16時
開催場所 ホテル日航ノースランド帯広
開催内容 現地作況調査 9時〜12時十勝管内 十勝農業試験場、生産農家
令和8年9月3日(木)、北海道十勝管内において「令和8年度豆類需給安定会議」「令和8年度豆類産地懇談会」ならびに「第72回豆類生産流通懇談会」が開催されました。
今年も、豆類の生産・流通・加工等に携わる関係者が集まり、現地の作況を確認するとともに、豆類の需給動向や今後の安定供給について、情報交換と意見交換を行いました。
現地作況調査
午前9時から12時まで、十勝管内の十勝農業試験場および生産農家を訪問し、現地作況調査を行いました。
当日は朝からあいにくの雨となりましたが、十勝農業試験場では畑に入り、十勝農業試験場の田澤主査様から、豆類の生育状況や作況について説明を受けました。また、現在取り組まれている新品種についても紹介いただき、今後の豆類生産に向けた試験研究の状況について理解を深めることができました。
その後、生産者の牧村様の圃場を訪問しました。
雨天のため圃場での確認はできませんでしたが、バスの中で牧村様から今年の作況について詳しくお話を伺いました。
牧村様によると、本年は猛暑を回避でき、日照時間や降雨量も適度に推移したことから、生育状況は順調とのことでした。これから本格的な収穫作業に入る予定で、収量についても平年並みが見込まれているとの報告をいただきました。
近年は気候変動による農作物への影響が懸念される中、今年は久しぶりに「十勝らしい気候」となり、豆類についても概ね順調な生育が確認できたことは、大変心強い報告となりました。
豆類産地懇談会・豆類生産流通懇談会
午後1時からは、ホテル日航ノースランド帯広に会場を移し、懇談会が開催されました。
はじめに、農林水産省の道端係長より豆類の需給動向について報告が行われ、その後、豆類を取り巻く現状や産地の状況などについて、関係者から順次報告がありました。
豆類の安定した生産・流通・加工を維持していくためには、生産現場の状況を正確に把握し、それぞれの立場で情報を共有することが重要です。
生産者と実需者による意見交換
懇談会の後半では、恒例となっている生産者と実需者による意見交換会が行われました。
生産現場の状況や今後の豆類生産、流通・加工を取り巻く課題などについて、それぞれの立場から活発な意見が交わされました。
今年は平年並みの収量が確保される見通しであることに加え、久しぶりに十勝らしい気候に恵まれたことなど、産地から明るい報告を聞くことができました。
一方で、近年の気候変動は今後も生産に大きな影響を及ぼす可能性があります。こうした環境の変化に対して、生産者の皆様がさまざまな対応を図りながら、生産性を維持していくことの重要性についても、改めて認識する機会となりました。
安定供給に向けて
今回の懇談会を通じて改めて確認できたのは、生産者の皆様がいてこそ、私たちは豆類を原料として加工し、消費者の皆様へ安定して商品を届けることができるということです。
豆類の安定供給を実現するためには、生産・流通・加工・実需、それぞれの分野が互いの状況を理解し、必要な情報を共有しながら、それぞれができることに取り組んでいくことが大切です。
気候変動など、今後もさまざまな課題が予想されますが、生産者の皆様と実需者がしっかりと連携し、情報を共有しながら課題に向き合っていくことが、将来にわたる豆類の安定生産・安定供給につながるものと感じました。
日本製餡協同組合連合会としても、今回の懇談会で得られた産地の貴重な情報を今後の事業に活かし、生産者、流通関係者、関係団体の皆様との連携を大切にしながら、豆類の安定供給に努めてまいります。
日餡連理事 真田慎吾