熊野町の決算を見てみる①
財政調整基金は、いまどうなっている?
熊野町の令和7年度決算が、令和8年9月議会で認定されました。
決算書には、町の財政状況や事業の実績など、これからの熊野町を考えるうえで大切な数字がたくさん載っています。
今回は、その中から**「財政調整基金」**について見てみます。
財政調整基金って?
財政調整基金は、災害などの予期せぬ支出が発生した場合や、町の収入が大きく減った場合などに備えて積み立てておくお金です。
いわば、町の財政における**「もしものための備え」**です。
令和7年度末は約19.5億円
熊野町の財政調整基金は、令和7年度末で約19.5億円となっています。
前年度末の約19.1億円から、約3,700万円増加しています。
そして、過去10年間の推移を見ると、平成30年7月豪雨の影響などにより一度減少した後、令和2年度以降は回復・増加してきたことが分かります。
過去10年間で最も高い水準です。
10年間の推移を見ると
平成28年度末には15.39億円だった財政調整基金は、平成30年7月豪雨の影響などにより減少し、令和元年度末には12.31億円となりました。
その後は回復し、
令和3年度末 15.27億円
令和4年度末 17.57億円
令和5年度末 19.09億円
令和6年度末 19.10億円
令和7年度末 19.48億円
と推移しています。
2枚目のグラフを見ると、その変化がより分かりやすくなります。
「多い・少ない」だけではなく、どう使うか
財政調整基金は、単純に「多ければいい」「少なければいい」というものではありません。
災害などの不測の事態への備えとして必要な一方で、将来のまちづくりや公共施設、子育て、地域交通など、町民の暮らしに必要な施策とのバランスも重要です。
だからこそ、基金残高がどのように推移しているのか、そして、そのお金を将来どのように活用していくのかを、決算の数字からしっかり見ていく必要があります。
今回は、まず「財政調整基金」の推移を見てみました。
これからも熊野町の決算書にある数字を一つひとつ取り上げながら、**「熊野町のお金がどうなっているのか」**を分かりやすくお伝えしていきたいと思います。
※出典
熊野町「財政状況資料集」等、令和7年度決算書をもとに作成
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