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BTS(267)

2026.09.11 22:25

(BTS266からの続き)


フレア:次は、横丁の説明にしよう。

セフレ:はーい。横丁だね。

テブレ:そもそも、横丁って何だ? 漢字では横丁が正しいのか? 横町じゃないのか?

サブレ:横丁の呑み屋では、知らない人と気軽に話せると言われてるけど、何故?

カブレ:横丁文化とも言われるけど、横丁はどうやってできたんだ?

フレア:横丁は、飲み屋街とか、ガード下とか、路地裏とか、せんべろと何が違うの?

セフレ:いきなり、皆からの質問攻めだなぁ。

チフレ:じゃ、私も。横丁って全国にどれくらいあるの?

セフレ:まずは、横丁か、横町かの疑問だけど、この場合は、「通り」や「道」を指しているので横丁が正解だよ。横丁は、狭い通りや小規模な商店街を指す場合に使われていて、イメージとしては小規模の店や飲食店が多く軒を連ねていて、地域のコミュニティや文化が感じられるような場所のことだよ。一方、横町(よこまち/よこちょう)は、一般的に横丁よりも広いエリアを指す場合に使われていて、公共の場や主要な道路と関連していることが多かったり、地名であることが多いよね。

テブレ:なるほどな。横丁が特定の狭い通りであるのに対し、横町はその地域一帯を含む広い概念で、ある区画や町だったりするんだな。

セフレ:次に、カブレの質問の横丁の起源や歴史みたいなものなのだけど。

カブレ:イメージ的には、横丁は昭和の高度経済成長期あたりが発祥だと思うんだよな。

セフレ:現在、使われている横丁のイメージの起源は、それでほぼ当たってるよ。

カブレ:お、やったー。正解だぞ。

セフレ:もともと横丁という言葉は江戸時代の「町割」に起源があって、表通と裏通を繋ぐ筋道を横丁と呼んでいたんだよ。ちなみに江戸時代の町割についての説明は割愛するね。

カブレ:横丁の語源は、江戸時代なんだな。

セフレ:そうだよ。でも、私たちがよく聞いたり見たりする横丁は、太平洋戦争の終戦直後に全国的に同時多発的に発生した闇市の発展型なんだよ。

サブレ:へー、そうなんだ。戦後からの遺産なんだね。

セフレ:主に焼け野原となった地域で人々が行きかう主要な駅の周辺に、露天商や屋台が集まって闇市が形成され、GHQの統制経済のなかで人々が食べ物や日用品を求めて賑わっていたんだよ。この臨時的に発生した商業スタイルがそのまま定着し、次第に露天商や屋台が小さなお店や飲食店として路地を中心に密集する形となり、横丁というスタイルの呑み屋街文化へと発展してきたんだよ。

チフレ:戦後の闇市から発展した横丁って、どんなところがあるの?

セフレ:例えば、新宿の「思い出横丁」は、昭和21年頃に焼け野原だった新宿一帯に露店や屋台が集まりだして闇市ができたことに起源があるんだよ。また、「新宿ゴールデン街」も、戦後間もない昭和20年頃にできた闇市「新宿マーケット」が始まりで、昭和24年頃には呑み屋街へと変わったんだよ。

カブレ:なるほどな。じゃ、それらの闇市を起源とするそれぞれの横丁が、高度経済成長期にサラリーマンの憩いの場として更に繁盛したということなんだな。

セフレ:そういうことになるね。

フレア:横丁は、まだまだたくさん残ってるの?

セフレ:先にも言ったけど、闇市は人々が集まる駅の周辺で発生したため、ほとんどの横丁は主要駅のそばに今でも多く残っているよ。ただし、街の再開発で姿を消した横丁も少なくないんだって。だけど、路地・小規模・密集という横丁の原型は、今でも各地の横丁に受け継がれているんだよ。

チフレ:なんだか歴史ある横丁が無くなっていくのは、昭和生まれとしては寂しいよね。

セフレ:姿を消す横丁もあるけど、最近では、商業施設や再開発エリアの中に昔の横丁の雰囲気を再現した「ネオ横丁」と呼ばれるエリアが増えてきているんだよ。

チフレ:そうなんだ。

フレア:でもネオ横丁って、ちょっと語感と言うか響きが嫌だなぁ。

セフレ:ネオ横丁は、自然発生した昔ながらの横丁とは違って、開発によって計画的につくられることが特徴なんだよ。できるだけ明るく入りやい開放的な作りにして、初めての人や女性でも利用できることをコンセプトにしているので、昭和の人がイメージするような昔ながらの横丁が持つ独特の雰囲気や距離感がお店によって異なるんだよ。例えば、ネオ横丁の代表的な例として、恵比寿横丁のような駅近の跡地を再開発した施設が有名だよ。

カブレ:そこ、行ったことあるぞ。JR恵比寿駅から徒歩2分ぐらいのところにあるよな。

セフレ:お、カブレは行ったことあるんだ。開放的でいいとこだよねー。

カブレ:若い人も多く、雰囲気が社交的というか、明るい軽い感じだったぞ。

セフレ:そうそう。それがネオ横丁なんだよ。

カブレ:聞くところによると、男女の出会いやナンパ名所らしいじゃないか。

セフレ:そうとも言われている。横丁には約20店舗ほど入っているのだけど、イオンなどの大型商業施設にあるフードコートを小さくしたような感じで、お店の間仕切りが無く密集してるけど開放的な感じなんだよね。

カブレ:そうそう、そんな感じだった。

セフレ:恵比寿横丁の話題だけで、十分1日は話すことができるよ。

フレア:それは、また今度、聞くとして横丁全体の話を続けようよ。

サブレ:そうだよね。行ったことが無いから、恵比寿横丁だけ詳しく話されても…

セフレ:分かった。話を戻すよ。あ、ちなみに恵比寿横丁は、もとは「山下ショッピングセンター」という商店街の跡地で、「新橋ガード下横丁」、有楽町と銀座コリドー街をつなぐ「有楽町産直横丁」、渋谷宮下パークにある「渋谷横丁」とともに株式会社浜倉的商店製作所が運営しているんだよ。

フレア:そうなんだー。と、言っても、その浜倉的商店製作所が分からない。

サブレ:製作所? 何かの工場なの?

セフレ:そのあたりも含めて、次回、説明するね。


(BTS268につづく)