ドラフト改定から代表強化まで — JBA・Bリーグ合同ブリーフィング
JBAとBリーグは9月、理事会後の合同メディアブリーフィングを実施した。ドラフト制度改定、女子・男子代表の夏の総括、マニラゲームズ、サラリーキャップ運用、BCLアジア中止などが取り上げられた。
ドラフト制度改定 — 3巡目一律800万円、複数年契約も解禁
Bリーグは2026-27シーズン開催の第2回ドラフトから制度を改定する。3巡目以降の指名選手は年俸一律800万円とし育成契約を自動適用、最長4年の複数年契約も可能にする。1巡目・2巡目は指名順位が下がるほど年俸が下がる傾斜方式を導入。ドラフト外からB1経由でBプレミアへ移る事実上の「ドラフト逃れ」も規制する。
第3回ドラフト(2027-28シーズン)からは開催時期をインカレとウインターカップの間に前倒しし、進路検討期間を確保する。志望届締め切りは11月上旬を予定。
ユース優先交渉権も見直し、大学経由の選手でもU15・U18通算4年以上在籍していれば大学卒業・中退を問わず権利を保持できるようにした。
世界大会代表経験選手が3巡目指名対象から外れた点について、Bリーグ・島田慎二コミッショナーは「この世代で世界大会A代表に出ているっていう選手は基本1巡目、2巡目にどっちかに入るでしょう」と説明した。育成契約の枠数や指名方式の細部は引き続き協議中という。
女子代表、47年ぶりベスト8届かず
女子日本代表は2026年女子ワールドカップ予選(ベルリン開催)でグループステージを突破したが、ベスト8進出決定戦でハンガリーに敗れ、目標の47年ぶりベスト8には届かなかった。
JBA・島田会長は「ベスト8の道は目標には届かなかったので、もう1個上に行けばアメリカとも挑戦する権利を得られる可能性があったので、やりたかった」と振り返った。指導体制の見直しについては「昨日の今日でコメントはできない」とした一方、男子代表の強化体制を参考に、女子でも大きなビジョン共有が必要との考えを示した。
地上波中継がなかった点への不満もSNSで指摘されており、島田会長はフジテレビとの中継枠拡大に向けた交渉を強化する方針を示した。2030年女子ワールドカップは東京開催が決定しており、島田会長は9月13日にベルリンで行われる開催地引き継ぎセレモニーに出席する予定。
男子代表、Window4を白星で通過
男子代表は、八村塁・河村勇輝が合流した強化試合(日韓戦)を経て、Window4を2連勝。アジア地区予選をレバノンと並ぶ首位タイの6勝2敗で折り返した。11月ウィンドウで2連勝すればワールドカップ出場権が確定する。
桶谷大HCら代表コーチ陣がBリーグクラブと兼任している点について、島田会長は「タフなシチュエーションだと思うんですね」としつつ、世界的にも兼任は珍しくないと説明。今季は所属クラブ移籍直後というタイミングの難しさがあるとした上で、「来年とかになっていくと大体チームと桶谷さんのバスケットっていうのをチームにも分かってくればその部分は一定解消されるかな」と述べた。
U18は韓国に敗れるなどして5位に終わりワールドカップ出場を逃した一方、女子代表はジョーンズカップで優勝している。
## マニラゲームズ開幕、サラリーキャップとBCLアジア中止にも言及
Bリーグは海外初主催戦「マニラゲームズ」(レバンガ北海道vs群馬)をフィリピンで開催、初日は招待券含め約3500〜4000枚のチケットが発券された。現地は雨期で天候の懸念があり、実際の入場者数は未知数とされる。
サラリーキャップ運用について島田コミッショナーは「どのチームが勝つか分からないっていう状況を作り出すことがクラブの各地域でのその存在価値」につながると述べ、制度の狙い通りの結果との認識を示した。
BCLアジアの今季中止は日程調整の難航が理由で、JBA・Bリーグは決定事項として伝えられる立場だったと説明。11月のアウェイ・レバノン戦については外務省の渡航中止勧告(レベル4)を踏まえ、開催地を含めた対応をFIBAアジアと協議していく方針を示した。
Photo by Hiroshige Suzuki / SportsPressJP
Reported by SportsPressJP
Courtesy of JBA・Bリーグ