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テマヒマ

交雑

2026.09.10 23:11

こんばんは。


高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


昨年3月に、上野の国立科学博物館に特別展「古代DNA〜日本人のきた道〜を観に行きました。古代人の骨からDNA分析・ゲノム分析により分かってきたことをまとめて展示でしたが、朝鮮半島からやってきた弥生人がそれまでの縄文人を駆逐して入れ替わっていったのではなく、また縄文人、弥生人という単一・均一な人達がいたわけでもないということでした。地域性もあり、変化もグラデーションがあったり。縄文人のDNAも現代の日本人に受け継がれていて、例えばアイヌや沖縄でその比率が高い、というのは興味深かったです。そもそも日本人とは!?ということも考えます。


その感覚があったので、先日放送された「知的探求フロンティア タモリ・山中伸弥の!?(びっくりはてな)」の人類史3.0「人間とは何者か!?~私たちの中に“古代人類”が生きている?」という回を拝見しましたが、内容に驚くよりも、すっと入ってくるというか、番組のメッセージに共感がありました。


ざっくり内容をお伝えすると、こちらも最新のDNA研究などにより、昔、教科書とかで学んでいたような「人類の系統樹」みたいなものは誤りで、ホモ・サピエンスがアフリカから各地に移動する中で、ネアンデルタール人など他の人類を滅ぼしながら、唯一生き残ったのではなく、各地で他の古代人類と交雑しながら、その土地で生きていくのに適したDNA、遺伝子を獲得しながら、広がり、増えていったというもの。我々現代人の中には古代人類のDNAも含まれいるというものです。タモリさんや山中さんが、「我々は最後に残った人類なのだからこれからも残らなければ」「人種とか国とかは本当に小さな違いでみんな仲良くしなければ」(意訳)と仰っていたのは本当にそう思います。


民藝や発酵をモノサシにすることで、テマヒマブログでこれまでよく書いているように、思想的に捉えることで、中動態的・与格的とも言える「他力性」「作為の無さ」「我執から離れること」或いは「多様性」や「寛容さ」を導けると考えています。そしていよいよ高速化する現代において、緩やかな時間の流れを取り戻すということもあると感じています。時間を信じるというか。


山際壽一先生の著書「共感革命」に関連して「遊動」というタイトルのブログでも書きましたが、何か物事を見る時、考える時、別の視点から捉えるのと同様、長い時間軸で捉える、俯瞰して捉える姿勢は重要だと考えますが、人類史を知る、学ぶというのもそうだと思います。弥生人と縄文人、ホモ・サピエンスと他の古代人類と、二項対立的に捉えるよりも、「グラデーション」で捉えるというモノの見方・考え方というのは、他にも生かせると思いますが、いかがでしょうか?


難波高島屋での「民藝展」大阪会期開幕まであと5日となりました。高島屋さんとのやりとりも急速に密になってきています。そしてて民藝展三日目、発酵デザイナー小倉ヒラクさんとのトーク「民藝と発酵~生きるためのモノサシ」までちょうど一週間です。事前打ち合わせ無しのガチンコトーク。どんな内容になるかワクワクドキドキです。そして今海外にいらっしゃるヒラクさん無事帰国されるのをお待ちしております(^^)


テマヒマは今日もこの後11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。ランチの11時半,12時のお時間はご予約で残り9席とお席に余裕がございます。


それでは好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も好い一日を。