「宇田川源流」【土曜日のエロ】 美人局の低年齢化が問題
「宇田川源流」【土曜日のエロ】 美人局の低年齢化が問題
今週も「土曜日のエロ」の日になった。その前に今週あったことを見てみましょう。ちなみに今週のネタは、「美人局」ということなので、まあ、日本の若者も様々な意味で開いているということになります。まあ、日本の政治がなにか間違っているのか、その内容から、いつの間にかこのような犯罪の「低年齢化」が出てきてしまったということなので、政治に関する名用を見てみましょう。
さて、今週は、やはり中道改革政治連盟の「崩壊」という事でしょうか。メディアによっては、「破産」ということで質問をしていることもあったのではないでしょうか。
さて、ここでは普段の解説とは異なって、私の本音を書いてみましょう。
まず、普通に思うのは、「高市早苗首相は本当に運が良い」という事でしょう。高市内閣ということになれば、2月の総選挙で圧倒的な勝利をしたということになりますが、一方で参議院ではいまだに過半数を持っていないということになります。その様にある意味で「ねじれ国会」の時に野党側がまとまっていれば、衆議院で圧倒的な数の優位があったとしても、政権運営が難しくなるということになるのでしょう。しかし、中道改革連合が分列してしまい、公明党は公明党に戻り、旧立憲民主党系は参議院の立憲民主党とは一緒にならないで、神道を設立するというのですから、結局バラバラになります。ついでにいえば、2月の総選挙で落選してしまった人々は、政治団体ゴリラを作ってすでに分離しています。その他も、国民民主党に公認をねだってみたり、または、政治唐引退するなどがあるので、元の立憲民主党はバラバラです。逆に言えば、高市内閣によっては政権運営が出しやすいということになります。
また、中道改革連合に関して言えば、「小川代表に指導力がない」問いことになるのではないでしょうか。また公明党は過去26年自民党と一緒で、選挙協力をしておりまた、2月の選挙も中道として選挙をしていたので、次の総選挙は約30年ぶりに単独で国政選挙をしなければならず、かなり厳しい選挙になると考えられます。そのような状況なのではないでしょうか。
野党がしっかりしていないということが、日本の政治の弱点なのですが、まさにその弱点が大きな内容になってしまっているのではないでしょうか。
<参考記事>
「こいつ15歳だけどどうすんの」高校生ら5人“美人局”で逮捕 男性に暴行し現金30万円奪った疑い 東京・渋谷区
9/2(水) 11:48配信 FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
https://news.yahoo.co.jp/articles/3441cdd09a67e470e34e91149396a2119a36d573
<以上参考記事>
今回の事件では、高校1年生の少女ら5人が「美人局」を計画し、少女が男性とホテルに入った後、外で待っていた少年らが男性に暴行を加え、「こいつ15歳だけどどうすんの。示談金だ800万円払え」などと言って、現金30万円を奪った疑いが持たれています。少女は「遊ぶ金が欲しかった」と説明していると報じられています。つまり、単なる性的な逸脱行為ではなく、性を「相手を脅して金を取るための道具」として利用した犯罪です。
そして、ここは非常に重要なのですが、「性犯罪の低年齢化」という現象と、「少年犯罪そのものの低年齢化」は分けて考えたほうがよいでしょう。警察庁によると、2025年の刑法犯少年の検挙人員は2万4416人で、戦後最少だった2021年から4年連続で増加しています。また、SNSに起因する子供の性被害についても、被害児童数が高い水準で推移し、とりわけ小学生の被害が過去10年で最多となるなど、性被害の低年齢化が指摘されています。
ただし、ここから「性犯罪をする少年少女が一斉に低年齢化している」と結論づけるには、もう少し慎重さが必要です。警察庁の統計は、犯罪の種類、加害者と被害者、検挙件数などが別々に集計されていますから、「性に関する問題全体が低年齢化している」という社会的な印象と、特定の犯罪類型の統計的な低年齢化とは必ずしも一致しません。
そのうえで、今回の事件を考えると、私はご指摘の「性的なモラルの教育ができていない」という点は、かなり重要だと思います。
ただ、「性教育が足りない」という言葉だけでは少し狭すぎます。必要なのは、性交や避妊、性感染症といった知識だけではなく、「性とは何なのか」「相手の身体や尊厳をどう扱うのか」「同意とは何なのか」「人間関係の中で性をどう位置づけるのか」という教育です。
現在の子供たちは、学校から体系的に性について教えられるより先に、スマートフォンを通して膨大な性的情報に接触します。しかも、インターネット上では、性が愛情や責任とは切り離され、「刺激」「消費」「金銭」「承認」「再生数」などとして表現されることがあります。
ここに大きな問題があります。
大人から「性は大切なものだから慎重に扱いなさい」と教えられる一方で、スマートフォンを開けば、性を極端に商品化したコンテンツが流れてくる。その結果、「性について知っていること」と「性について成熟した判断ができること」がまったく別になってしまいます。今回の事件にも、その問題が一部表れている可能性があります。
少女が男性とホテルに入ること自体を問題の中心にするのではなく、その後に「15歳だから」という年齢を利用して示談金を要求する発想が出てくることが重要です。つまり、性が「人間同士の関係」ではなく、「相手の弱点を作り出して金銭を取るための手段」に変換されています。
これは性教育というより、むしろ人間教育の問題なのです。
そして、「相対的貧困」の問題も無視できないと思います。
ただし、ここも「貧しいから犯罪をする」と単純化してはいけません。経済的に厳しい家庭の子供が犯罪をするわけではありませんし、裕福な家庭の子供が犯罪をしないわけでもありません。むしろ問題なのは、現在の若者の間で「お金を持っていること」と「自分の価値」が強く結びつきやすくなっていることではないでしょうか。SNSを見れば、同年代の誰かがブランド品を持ち、高級な食事をし、旅行をし、夜遊びをしている。それが毎日のように目に入ります。自分と他人を比較する機会が、昔とは比較にならないほど増えています。
昔なら、クラスメートが何を買ったかなど、学校に行かなければ分かりませんでした。しかし現在は、スマートフォンを開けば、何十人、何百人という同年代の生活が見えてしまいます。すると、「普通の生活をするためにも金が必要だ」という感覚が強くなる。そこに「遊ぶ金が欲しかった」という今回の供述が重なります。もちろん、この少女の動機については捜査・裁判を待つ必要があります。しかし、犯罪の動機として「遊ぶ金」が非常に簡単に出てくる社会については、考える必要があります。
そして、さらに重要なのが「お金を得るまでの距離が短くなった」ことです。昔なら、アルバイトをして月数万円を稼ぐというのが基本でした。しかし現在は、SNS上で「簡単に稼げる」「即日現金」「高額報酬」といった誘いが流れてきます。警察庁も、匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」への少年の関与を問題視しており、2025年にはトクリュウに関与して検挙された者のうち、強盗では約38%、詐欺では約14%が少年だったとしています。つまり、現代の少年犯罪では、「犯罪をする少年が昔より凶悪になった」というだけではなく、犯罪への入口そのものがスマートフォンによって少年の目の前まで移動してきたという変化があります。
ここが非常に大きいと思います。さらにSNSには、「仲間」という問題があります。今回も5人で計画しています。一人だけなら、「これは犯罪ではないか」と考える可能性があります。しかし、仲間が4人、5人いると、「みんなでやっているから大丈夫」という心理が働きます。
しかも少年少女の場合、大人ほど「これは刑事事件になる」「人生に重大な影響が出る」という未来予測ができません。「30万円取れる」「相手は警察に言わないだろう」「15歳だから大丈夫だろう」「みんなでやれば怖くない」という短期的な判断が、将来の重大な結果を押しのけてしまう。
これは脳の発達だけの問題ではなく、社会経験の不足、規範教育の不足、仲間集団の心理、SNSによる同調圧力などが重なった結果と考えるべきでしょう。そして、もう一つ見逃せないのが、「犯罪の方法を知る環境」が変わったことです。以前なら、美人局の具体的な方法や、詐欺のやり方、相手を脅す方法などを知るには、かなり限られた環境が必要でした。ところが今は、SNSや動画、匿名掲示板などを通して、犯罪に関する情報が非常に簡単に手に入ります。
警察庁も、SNSが匿名性の高さや、面識のない者同士が容易に接触できるという特性から、児童の性的搾取などの犯罪に利用されていると指摘しています。2024年のSNSに起因する事犯の被害児童数は1486人で、特に小学生の被害増加が問題になっています。ここからさらに一歩踏み込むと、私は「大人社会の価値観が子供に降りてきている」ことも重要だと思います。
大人の世界では、恋愛も性も、お金も、承認欲求も、すべてが市場化されています。「フォロワー数」「いいね」「再生数」「ブランド」「年収」「港区的な生活」「パパ活」など、他人からどれだけ評価されるか、どれだけ消費できるか、どれだけ金を持っているかが、自己価値のように扱われる場面があります。子供は大人社会を模倣します。ですから、大人が「金があることが成功」「異性から注目されることが成功」「他人より上に立つことが成功」という社会を作っておいて、子供だけに「犯罪はいけません」「性を大切にしましょう」と言っても、説得力が弱くなります。
今回の事件を考えると、まさにここに社会的な問題があるように思います。さらに私は、「家庭・学校・地域という三つの教育装置が弱くなったこと」も大きいと思います。昔の日本社会には、良い悪いは別として、子供に対して「それをやったら恥ずかしい」「そんなことをしたら人間として駄目だ」と叱る大人が学校以外にもいました。近所の大人、親戚、商店の人、地域の年長者などです。現在は、子供の人間関係が学校とSNSに大きく集中しています。そのため、子供が間違った方向へ進み始めたとき、それを止める大人が見えにくくなっています。しかも学校は、性や犯罪について教育しようとすると、家庭との調整、プライバシー、保護者からの反発など、非常に難しい問題を抱えます。結果として、「誰も本格的に教えないのに、子供はインターネットから勝手に学んでしまう」という奇妙な状態が生まれます。
これは非常に危険です。ですから、今回の事件を「最近の若者は性に奔放になった」という話だけで終わらせてはいけないと思います。むしろ、性の情報は増えたのに、性について考える教育が追いついていない。お金を得る誘惑は増えたのに、働いてお金を得ることの意味を教える機会が減っている。
犯罪の情報は簡単に手に入るのに、犯罪を犯した場合の現実を知らない。SNSによって他人との比較は増えたのに、自分の生活を肯定するための価値観を持ちにくくなっている。子供を取り巻く大人のネットワークが弱くなっている。こうしたものが重なっていると考えたほうがいいでしょう。そして、「性的モラル」と「相対的貧困」は、この問題を考えるうえでかなり重要な二本柱だと思います。ただ、それに「SNSによる犯罪へのアクセス」「承認欲求と比較社会」「仲間による規範の希薄化」「家庭・地域の教育力の低下」「大人社会そのものの価値観」を加えることで、かなり全体像が見えてきます。何より怖いのは、子供たちが「性」と「金」と「犯罪」を別々のものとして認識しなくなっている可能性があることです。
今回の美人局は、まさに「性を利用して金を取り、そのために暴力を使う」という三つが一つにつながっています。これは「性教育をもっと増やせば解決する」という問題ではありません。子供に対して、「性は相手の尊厳に関わるものだ」「金は他人から奪うものではなく、自分の労働によって得るものだ」「SNSで見えている他人の生活が現実のすべてではない」「犯罪はゲームではなく、被害者の人生と自分自身の人生を壊すものだ」という、極めて基本的な社会規範をもう一度教え直す必要があります。そしてこれは、学校だけに押しつけるべき問題でもありません。家庭、学校、地域、警察、SNS事業者、そして大人社会全体が、「子供に何を見せ、何を教えるのか」を考え直す問題なのだと思います。
警察庁自身も、現在の少年非行についてSNSをきっかけとした犯罪への関与を重視し、学校との連携や非行集団からの離脱支援、SNSを使った啓発などを進めています。つまり、少なくとも公的機関も「少年犯罪を取り締まるだけでは足りない」という認識を持っているわけです。
今回の事件は、たった5人の少年少女の特殊な事件として見ることもできます。しかし同時に、「なぜ15歳の子供が、性を利用して人を脅し、30万円を奪うという発想にまで到達したのか」を考えると、そこには現在の日本社会が抱えている、かなり深い問題が見えてくるのではないでしょうか。