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ひらまつ作文教室

作文道場

2026.09.16 07:43

 作文教室は、学校のある日しか開講しません。長期休暇は、思い切り遊んで、さまざまな体験をして欲しいからです。たくさんの思い出話とともに、わいわいと夏休み明けの教室が再開しました。

 今年の夏休み明けは、ウォーミングアップを兼ね『作文道場』と題した10個のお題から好きなものを選んで書いています。言語化する力を楽しみながらUPしてもらえたら嬉しいです🎵

中学2年生の文章を紹介します。彼はここ半年ほどで、『頭の中にイメージを描くこと』も『イメージを言語化すること』も目を見張るほど上手になっています。言葉にできなくてもどかしい思いをしてきた時間が長かった分、今、とても楽しそうに文章を書いているように見えます。

”昔話を一人称で書いてみる” から

 俺は赤鬼のはちと。13歳だ。俺の親はすごいんだぞ。全国の鬼を支配しているんだ。何をしているかはわからないが、だが尊敬しているんだ。

 今日も見張りをするぞ。いつも通りぼんやり海を見ていたら、なんか船が見えてきた。新入りか?と思いながら見ていたら、さるが乗っているのが見えてきた。

 そいつらが上陸してきた時には、もう俺は斬られていた。もう痛くて痛くてたまらなかった。俺が起きた時にはすでに遅かった。偉大な親が倒れていた。俺はあの時、金棒を持って警戒しておけば良かったと、後悔でいっぱいで涙が止まらなかった。俺たちの大事な宝も失った。俺は一人でやり返す決意をした。


”自転車に乗って”から

 今日はよく晴れている。これから、友達の家に泊まりに行く。急いで荷物をまとめて、階段をジャンプしながら降りて行った。自転車にまたがり坂を下っていく。風がビュービューと聞こえてくる。体感速度は60kmを超えている。自転車がギィーギィーと悲鳴をあげる。今にもパーツが取れそうだ。顔になんかが当たった気がして痛い。あまりにも速くて、自転車のパーツが弾けとんだ。僕は病院で目が覚めた。


 昔話の一場面を、赤鬼の子視点で書くとは...。なんの話なのかもすぐにわかるし、何より映像を見ているかのような臨場感。一人でここまで場面を想像して、書き上げるとは大したものです。これは、完全に予想外の設定でした!もう天晴れすぎて、嬉しくなっちゃいます。

 スピードを言葉にするのって、難しくないですか?悲鳴をあげる自転車、何かが当たって痛い...五感を使って言葉する。素晴らしいです!!