学会シーズン終わる
9月は日本精神分析的精神医学会と日本家族療法学会と続いた。土曜日が二回も休みになったので、営業日の土曜日は混んでいる。学会に行くと、いつのまにか私が先輩になっていることに気付く。昔は偉い先生を探して、名刺渡して挨拶していたが、今では逆になっている。
シルバーウィークは台風だし、ずっと小説を書いている。何とか中央の賞を1つくらいとりたいとも思う。
芥川賞に繋がるのは群像新人文学賞、すばる文学賞、文芸、文学界、新潮、そして太宰賞と三島賞である。見えない年齢のハードルがあるので生年月日で落とされるのは分かっているが、こうした賞を意識しないと書けないのだ。40代の時に北日本文学賞で最終選考前で落ちた。しかし、群馬県文学賞はとった。年齢の壁は大きいが書き続ける原動力になる。
最近は大学時代に読み込んだ山川健一師匠(群像新人賞)と交流しているが、70歳でロック小説を書いているのはすごいと思う。
「岐阜屋で飲む酒」が幻冬舎から刊行されたが、岐阜屋は喜んでいて、客が情報を知るとAmazonで買ってくれているとのこと。この本、小説仲間や知人に謹呈する予定だが、忙しくて送れていない。
台風が近づき、外は雨なので、ずっとyoutubeでクランベリーズを聞いていた。「ゾンビはあなたの中にいる」と歌う女性ボーカルのドロレスは格好いい。アイルランドのバンドだ。
私ががんを闘病していた2017年に、彼女は泥酔してバスタブの中で死んだ。幼少期に性的虐待を受けていたらしい。それが破壊的となり、ときどきアルコールや薬など、退廃へと向かうことも知っていた。
私も精神科医になり、精神分析を学んでいなかったら、退廃はもっと進んでいたのだろう。実際、大学時代、路上で寝たこともあったし、職質も二回されている。
私は岩崎徹也と狩野力八郎という父親モデルによって救われた。
精神分析的精神医学会では、私の講演の最初に今は亡き二人の写真を見せた。
二人がいなけりゃ、路上寝や職質など武勇伝のようには語れない。っていうか死んでたろうな。