北海道旅行⑨ 小樽へ!
2026.09.21 19:26
電車で、友人たちと札幌から小樽へ移動しました。
小樽の生んだ文学者といえば伊藤整(1905~1969)を思い浮かべます。『若い詩人の肖像(1956)』が有名ですね。友人のなかに小樽潮陵高校(旧制小樽中学)出身者がいて、「伊藤整と出身校が同じなんだ」と話していました。羨ましく思いました。
『若い詩人の肖像』は、伊藤整自身をモデルにした自伝的小説です。小樽は、単なる「物語の舞台」ではなく、主人公が「自分は何者なのか」を発見し、やがてそこから離れていくための、いわば「青春の故郷」であり「脱出すべき世界」でもあります。小樽の町・海・汽船・鉄道などの具体的な風景を描いています。
「伊藤整が汽車から眺めた海の風景を見たい」と思っていました。札幌駅から小樽駅の電車は、かなりきれいに海が見える区間があります。銭函駅から朝里駅の間です。石狩湾が近くに見えました。今日の写真は、車窓からの眺めです(地味で恐縮です)。物語の終盤、彼は「自分が文学をやっているのは何のためか」と海を見ながら自問する有名な場面がありますが、「この海か~」と感慨深く思いました。
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