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【環 境】アサヒ飲料 「CO2を食べる自販機」を活用した資源循環の取り組みを推進

2026.09.25 00:55

アサヒ飲料は、収益不動産開発を手掛けるデベロッパーのフェイスネットワークが開発する物件の建築現場に「CO2を食べる自販機」を、2026年9月15日から順次設置する。自動販売機に搭載したCO2吸収材を配合した二酸化タイルを、フェイスネットワークが開発する賃貸マンションへ2027年4月以降に導入する予定にしている。「CO2を食べる自販機」で回収したCO2吸収材を活用したタイルを、賃貸マンションへ導入する取り組みは初めてとなる。

「二酸化タイル」は、アサヒ飲料と日本エムテクスが共同で開発した。CO2吸収材を含む原料を圧縮・硬化して製造するため、高温での加熱焼成を必要としない。同程度の厚みの焼成タイルと比較して、製造から工場出荷までのCO2排出量が少ない特長があり、脱炭素に貢献できると期待されている。自動販売機によるCO2回収から建材への活用までを一体で推進することで、CO2₂を資源として利用する資源循環モデルの構築を進める。

「CO2を食べる自販機」は飲料を販売するだけでなく、内部に組み込まれた特殊な吸収材によって、大気中のCO2を回収するという機能を備えている。吸収材は、加工や輸送に伴うCO2排出量を上回るCO2吸収効果を持ち、1台当たりの年間CO2吸収量は、稼働電力由来のCO2排出量の最大20%、スギ(林齢56-60年)に置き換えると約20本分に相当する。2023年6月に展開を開始し、2026年7月末時点で全国に9000台以上を設置している。

回収したCO2は自治体や企業と連携し、コンクリートやアスファルト、タイルの原料として活用されている。CO2を資源として利用することで、循環型かつ脱炭素社会の実現を目指している。また吸収材をサンゴ保全やブルーカーボン生態系(※)の再生にも活用することで、生物多様性に配慮した持続可能な社会の実現にも貢献していくことを目指している。


※ ブルーカーボン

「海洋生態系に蓄積される炭素」のことであり、そうした作用を有する生態系


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