😊【シニア接客 Vol.4】親切のつもりが「できる機会」を奪っていませんか? ~シニア接客で大切な距離感~
シニアのお客様が困っている様子を見ると、「何かお手伝いしなければ」と思うものです。その気持ちは、接客に欠かせない温かい心遣いです。
ただ、その親切が、時にはお客様の「自分でできる機会」を奪ってしまうこともあります。
先日、スーパーのセルフレジで素敵な接客を見かけました。
混雑しているセルフレジ。操作に戸惑っているシニアのお客様に、スタッフがさっと駆け寄り、手際よくお手伝い。その後、操作方法を丁寧に説明していました。
お客様はその場で助かっただけでなく、次回はご自身で操作できるかもしれません。
今の困りごとを解決しながら、次の「自分でできる」も支える。
そんな接客のあり方を考えさせられる光景でした。
① 必要なときには、迷わず手を差し伸べる
お客様が困っているとき、ただ見守ることが正解とは限りません。
特に混雑している場面では、操作に戸惑うことで焦りや申し訳なさを感じる方もいらっしゃいます。そんなときは、スタッフがさっとお手伝いすることが安心につながります。
② できる機会を残す
お手伝いをして終わりにするのではなく、余裕があれば「次回は、こちらを押していただくと進めますよ」と操作方法をお伝えする。
また、ご自身で操作したいお客様には、必要なところだけお手伝いする。
お客様の「自分でやってみたい」という気持ちを尊重することも、大切な親切です。
③ タイミングによってはあえて待つことも、接客スキル
一方で、お客様がご自身で考えながら操作しているときは、すぐに手を出さず、少し見守ることも必要です。
ただ待つのではなく、表情や手元の様子を観察し、必要なときにはすぐにサポートできるようにする。
手を差し伸べるタイミングと、あえて待つタイミング。その見極めが、接客の質を左右します。
親切とおせっかいの境界線は、相手の意思を尊重しているかどうか。
すぐに助けてほしい方もいれば、自分でやってみたい方もいらっしゃいます。
大切なのは、年齢だけで判断せず、お客様一人ひとりの状況や希望に合わせること。
”今の「困った」を助け、次の「できた」を支える”
そんな接客が、シニアのお客様に選ばれる理由になるのではないでしょうか。