ベネズエラ代表ビスカロンド監督、来日「日本でプレーするのが夢だった」
ベネズエラ代表のオズワルド・ビスカロンド監督が9月27日、日本戦を翌日に控えた公式会見に臨んだ。現役時代に日本代表と対戦した経験を持つ指揮官は、日本への特別な思い入れとともに、チーム作りの方針や今年発生した自国の大地震への謝意を語った。
「現役時代に代表選手として3度、この国でプレーした。U-17代表監督としても、日本・セネガル・ウクライナが参加した4カ国対抗大会でこの国を訪れた」
来日は今回が初めてではないとしたうえで、実現しなかった夢についても明かした。
「現役キャリアの終盤にJリーグでプレーしたいという強い希望を持っていたが、実現しなかった。日本の文化がとても好きで、自分の価値観に通じるものが多い国だ。指導者としてのキャリアの中で、将来的に日本で指揮を執る機会があれば素晴らしいと思う」
今年ベネズエラで発生した大地震の際、日本から多くの寄付が寄せられたことにも触れ、感謝の意を示した。
「代表チームの代表として、そして一人のベネズエラ人として、大震災の際に日本国民が見せてくれた連帯と支援に深く感謝している。日本は文化的に非常に豊かな国であり、規律や礼儀正しさなど、人間として見習うべき点が多い」
チーム構成については、オリンピック世代から10人を招集した狙いを説明した。
「若手選手に機会を与えることが前提にある。長期的な視点だけでなく、短期的にもチームに重要なものをもたらしてくれると期待している。ホテルやトレーニングでの日々の姿勢から、彼らの成長を強く感じている。経験のある選手たちが、選手権だけでなくプロとしての道を示してくれる」
自国が抱える社会・経済的な困難と、代表チームが持つ意味を問われると、スポーツと政治を切り離す立場を強調した。
「政治的な状況について私たちがコメントする立場にはないが、スポーツは政治と切り離されるべきで、人々を繋ぐ架け橋の役割を果たすべきだと信じている。国旗のために100%の力を尽くして戦う姿を見せることで、困難に直面しているベネズエラの人々に喜びと誇りを届けたい」
Photo by Kyoko Hayashi / SportsPressJP