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森保監督「また多くのメンバーを変えて臨む」 エクアドル戦前日会見

2026.09.30 06:21

キリンカップサッカー2026のエクアドル戦を翌日に控えた9月30日、日本代表の森保一監督が日産スタジアムで前日会見に臨んだ。

「9月、10月の活動はすでに2試合を終えたが、明日の3戦目エクアドル戦、そして4戦目はキリンカップサッカーとして、タイトルを争う戦いになる。1試合1試合勝利を目指すことに変わりはないが、国内のホームでタイトルを取れるよう、今日もしっかり準備し、明日はチーム一丸となって勝利を目指して戦いたい」


ベネズエラ戦から中2日、移動も挟む厳しい日程。メンバー構成について問われると、端的に答えた。

「一つだけ答えるとすれば、直近のベネズエラ戦から中2日ということで、また多くのメンバーを変えて明日の試合に臨みたい」


ここまでの2試合で起用してきた経験の浅い選手については、こう評価した。

「経験の浅い選手を一括りにはできないし、一人一人話すと試合の時間までかかるくらい、いろいろな評価がある。総じて言えば、みんないいチャレンジをしてくれている。与えられた時間の中で、自分の特徴を出しながらチームの戦術も並行して考え、チームに貢献してくれている」


「足りないところはもちろんある。ただそれはベテランか若手かではなく、完成された選手は今の代表にはいない。常に伸びしろ、成長の余地がある。この2試合の対戦相手も非常に素晴らしく、普段と違う強度やクオリティを試合の中で感じ、成長の糧にしてほしい。いわゆる常連組がなぜ代表で生き残ってこられたのか。目標となる、基準となる選手たちとオン・ザ・ピッチでもオフ・ザ・ピッチでも時間を過ごすことが、今後の成長につながる」


追加招集した望月ヘンリー海輝と荒木隼人については、招集の理由をこう説明した。

「ヘンリーはシーズン序盤はベンチに座る機会も多かったが、このシリーズの選考を迎えるあたりでは、センターバックを中心に、右のウイングバックでも試合に出てパフォーマンスが上がってきていた。北中米W杯に向けて選考してきた中で、W杯には出られなかった。間が空いて彼がどう成長したかを、チームに来てもらうことで確認できる。アジアカップに向けたチームづくりの中で、今回どう使えるかは分からないが、戦術的なものを知ってもらう意味でも、ヘンリーにも荒木にも来てもらう価値は十分ある」


試合中、長谷部誠コーチがボードを手に監督と話し込む場面がある。森保監督によると、長谷部コーチの提案を承認する形ではなく、2人で相談して決めているという。そのうえで、10人となったベネズエラ戦終盤の舞台裏を明かした。


「10人になったときは、長谷部コーチがホワイトボードを持ってきて、どうしますかと尋ねてきた。私の頭の中にはすでにプランがあったが、確認で持ってきてくれた。それが長谷部コーチの役割というわけではなく、より伝達しやすいように準備してくれた」


コーチ陣の役割分担にも踏み込んだ。

「大まかな役割としては、オープンプレーの攻撃が名波コーチ、守備が長谷部コーチ、セットプレーの攻撃が中村俊輔コーチ、セットプレーの守備とGKが下田コーチ、フィジカルが松本コーチ。そして齊藤コーチ、前田コーチがそれぞれ攻撃と守備の部分をバックアップし、個人対応もしていく」


対戦相手のエクアドルについては、警戒を強めた。

「非常に守備が堅く、そこから堅守速攻、シンプルに縦へ、地上戦でも空中戦でも相手ゴールに向かっていく特徴のあるチームだ。私が監督になってから、コパ・アメリカとデュッセルドルフで2度戦い、どちらも引き分けだった。本当に守備が堅い。南米予選も5失点、2敗しかしておらず、負けない戦いをしながら勝ちに持っていく非常に強いチームだ。ここ2試合の相手も本当に強かったが、エクアドルはさらに局面の強度が上がる試合になる」


エクアドルは直近の韓国戦に0-3で敗れている。だが森保監督は、その結果を額面通りには受け取っていない。

「コンディションの部分が非常に大きかったと思う。ガジャルド監督【要確認】になってからの1試合目は戦術面を合わせきれなかったが、その試合も踏まえていい準備をしてくる。直近の試合とは全く別のチームになる。厳しい戦いになる覚悟をしなければいけない」


2試合連続で途中出場から得点を挙げている上田綺世については、自信を口にした。

「本当に自信を持っているプレーをしてくれている。我々の活動を通して多くの経験を積み、W杯という舞台も経験して自信になっている。所属クラブでもしっかりステップアップし、世界から認められていることも自信になっている。フランスリーグ【要確認】も局面を打開して簡単に点を取れるリーグではないが、確実に結果を出している。それがいい判断と、持っている技術の発揮につながっている」


2試合連続で先発したのは瀬古歩夢だけだ。その成長ぶりを問われると、高く評価した。

「彼だけではないが、歩夢には本当に成長を感じさせてもらっている。右肩上がりに、世界トップ基準に向けて力をつけてくれている。ディフェンスの中心的な存在として、強度高く戦ってくるFWにも、高さでゴール前に迫ってくる相手にも、フィジカルで負けることなく、早い判断で未然に防いでいる。自分が局面で勝つこと、そして先を読んで味方をカバーし、相手の攻撃の芽を摘むこと。そこのレベルが非常に上がっている」


守備陣のコンディションについては、板倉滉と鈴木淳之介の状況を説明した。

「最終的には今日の練習で状況を見極めないといけないが、滉は昨日も練習しており、明日の試合もプレー可能な予定だ。淳之介も左足首を打撲して痛めたが、精密検査をして問題なく、明日の試合もプレー可能だとメディカルから報告を受けている」


ベネズエラ戦ではハーフタイムでGKを交代した。残り2試合のGK起用については、明言した。

「明日の試合は、今日の練習で何もなければ、彩艶を先発で起用しようと思っている。途中交代や4試合目については、明日の試合を終えてから最終的に決めたい」


会見の最後、アストン・ヴィラで月間MVPに選ばれた鈴木彩艶について問われると、「アディショナルタイムですか?」と笑わせてから、言葉を継いだ。


「移籍して簡単に認めてもらえるようなステージではない中で、デビューから落ち着いたパフォーマンスをしている。まだシーズン序盤だが、相手の攻撃を止める部分でも、攻撃の起点になる部分でも、すでにチームから絶大な信頼を得ていると試合を見て感じている」


「ただ、私が見ている彩艶は何も変わっていない。常に日々、自分がやれることにいい準備をして、全力を尽くし、しっかりトリートメントする。より高みを目指すためにやるべきことに、常にベストを尽くしている。そして彼は、日本人の礼儀、姿勢や態度という部分でも、オン・ザ・ピッチでもオフ・ザ・ピッチでも、日本人の良さや文化を体現し続けてくれている」

Photo by Hiroshige Suzuki / SportsPressJP