「オデュッセイア」
2026.10.02 05:38
レイ・ハリーハウゼンのストップモーションで知られる「アルゴ探検隊の大冒険」(1963)と同じような話と思えば理解しやすく、トロイの木馬のエピソードの後、航海に出て、いろいろなモンスターや妖怪のようなものに出会い、部下を失い、オデュッセウスも記憶を失っていくが、一方、彼の故郷ではいつまでも帰ってこない王を待ち受ける間に、王妃と王子と国が危うくなっていたという展開になっている。
基本神話というかファンタジーなので、VFXを多用して描くのが普通なのだが、それをノーラン監督が、極力特殊効果を使わないで描いているというのが見どころ。
何となく舞台裏情報などは見かけるのだが、それを知って見ていても、どうやって撮っているのか理解できない不可思議な映像が迫力満点で描かれている。
つまりモンスター映画としても見応えがあるのだ。
流石に白骨戦士のようなものは出てこないが、同じような不気味なものがリアルに登場する。
172分と3時間に近い長尺ながら、モンスター映画として見ると飽きずに見られるし、クライマックスにはまた別のアクションが待ち受けている。
トロイアでの戦闘も迫力があるし、映像全体が泰西名画のように重厚で美しく、見どころ満載の作品になっている。