放射線治療行ったのにPSAが上昇、原因は?
2019.03.23 02:58
・放射線治療(外部照射・小線源治療・粒子線治療等)を行ったのにPSAが上昇する、なぜでしょうか?
回答)限局がんで放射線治療行ってもPSAが上昇することがあります。これを、専門的には生化学的再発(PSA再発)と言います。連続してPSAが上昇した場合や、治療後最もPSAが低下した時点からPSAが2ng/ml以上(Phenix 定義)上昇した場合と定義されます。これはなにを示すか・・可能性は下記のとおりです。
① 前立腺内部に新たに癌ができる
② 前立腺内部に初回放射線治療の癌が残っていて増大してきた
③ 遠隔転移(骨・リンパ節など)が起こってきた
④ 微小転移といって前立腺周囲にミクロの癌の再発がある
などが考えられます。再発の形式によって追加の治療の方針が変わってきます。
次に再発時何をするかお話します。
参考)Phenix 定義・・・ Roach M 3rd, Hanks G, Thames H Jr, et al. Defining biochemical failure following radio therapy with clinically localized prostate cancer:recommendations of the RTOG- ASTRO Phoenix Consensus Conference. Int J Radiation Oncol Biol Phys. 2006; 65: 965- 74.