秋は自分の居心地と仲良くなる季節 2026.10.05 09:59 10月を迎えて、皆さんいかがお過ごしですか。夏の、生命力に満ちあふれた濃く強い緑。むせ返るように茂っていた植物たちも、少しずつ勢いをゆるめ、葉の色を変え始めました。黄色くなったり、紅葉したり、そして落葉したり。中でも、私はイチョウの葉が真っ黄色に染まる景色が大好きです。木全体が黄色く輝いて、その葉が少しずつ落ちて、やがて足元一面が黄色い絨毯になる。毎年、あの光景を楽しみにしています。同じ場所なのに、季節が変わるだけで自然はこんなにも表情を変えていく。秋の景色には、ほんの少しの切なさや寂しさもあって。その物悲しさまで含めて、移ろっていく季節の美しさなんだと思います。そして秋は、自分自身と仲良くなるのにもいい季節。先月の私は少しSNSから離れて、自分にとって居心地のいい時間を、自分なりにつくって過ごしていました。東洋医学では、秋は「肺」の季節。空気が乾燥してくるこの時期は、肺も潤いを大切にしたい季節です。昨日のヨガクラスでは、呼吸に少し長めの時間をとりました。無意識に肩や鎖骨を持ち上げながら呼吸していないかな。胸の上のほうで、一生懸命に息を吸っていないかな。まずはそんな自分の呼吸に気づくところから。肩や首まわりの呼吸補助筋には少しお休みしてもらって、横隔膜をメインに。穏やかに。そっと。心地よく。静かに呼吸する。呼吸を大きくしようと頑張るのではなく、余計な仕事を少し減らして、本来の呼吸の動きに戻っていく時間です。しばらく続けていると、皆さんの表情がとても穏やかになっていたのが印象的でした。外の景色が少しずつ静かになっていくように、私たちの体も、内側へ向かう準備を始める頃。肺をしっとりと潤しながら、心地のいい呼吸を重ねて、自分にとって居心地のいい場所を、秋の中につくっていきたいですね。秋はいいですね。この季節の空気を、ゆっくり味わいたいと思います。