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おうちカフェ さんちゃん

諺「灯台下暗し(とうだいもとくらし)」について

2026.10.06 20:30

この諺は「人は身近なことにはかえって気がつかないもの」という意味を表します。

子どもの頃、この言葉を知ったとき、「海辺の灯台は、ピカーッと遠くを照らすけど、自身は照らさない」と間違って理解しました。ここでいう「とうだい」とは、正確には「灯台」ではなく、「燭台(しょくだい:江戸時代の照明器具)」なんですね。灯台と同じく、照明器具も自身は照らしません。

あまり良い意味で使われることのない諺ですが、私は好意的に捉えています。「自分を照らさなくても、誰かの良いところを明るく照らしてあげる」というイメージがあるからです。

そういえば、映画『喜びも悲しみも幾年月(1957年公開:木下恵介 原作 脚本 監督)』を観たことがありますか? 灯台で働く夫婦の物語です。同名の主題歌も有名です。歌詞は「おいら岬の 灯台守は 妻と二人で 沖ゆく舟の 無事を祈って 灯をかざす 灯をかざす」です。映画の内容もそのままでした。「沖を行く船のために、明かりを絶やさない灯台守のような、人生に正しい生き方を示してくれる人が、たくさんいたらいいなあ」と思わせてくれる、日本映画の傑作の1つです。

今日の切り絵はライトハウス、つまり「灯台」です。

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