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テマヒマ

細部

2026.10.06 21:34

おはようございます。


高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食に関する古書のセレクトショップ、お味噌や発酵食品中心のカフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。


8周年直前!蔵出し市8days中のことですが、9月24日に山下達郎さんのライブに行ってきました。2024年,25年と抽選外れ続けたので、23年7月23日以来3年ぶり。今回のツアーはいつもより本数が半分ほどなのに、逆に当選したのが不思議なぐらいです。今回も変わらずとても素晴らしく堪能してきました。ライブのことについては、ライブアルバムJ「OY2」が発売される予定ですので、その時に書きたいと思います。ちなみに前回のライブの時のブログはこちら↓

達郎さんライブの後に、久しぶりにリーガロイヤルホテルにあるリーチバーに行ってきました。こちらも変わらず素晴らしかったです。


民芸「風」とか民芸「調」と言う時、それはどこか野暮ったさ、古臭さがついて回るのと、様式化して本質から離れてしまっている印象があります。民芸建築と呼ばれるものもそうで、本来、民藝運動が提案していたのは当時としてはモダンなもので、民藝の先人達、柳宗悦、河井寛次郎、濱田庄司、芹澤銈介、第二世代の吉田璋也、式場隆三郎、上田恒次らの自宅は、武家風、豪農風・・・テーストは様々ですが、古びない感じがあります。以前、「汎用」というタイトルで書いたブログでは、リーチバーは、民藝建築、様式の歩み得たもう一つの道を示しているのかもしれない、という識者のコメントをご紹介していました。

リーチバーの壁は、斜めに、ヘリンボン的に入った籐が印象的。勝手というタイトルのブログにも書いたように、テマヒマの勝手口の戸を2年半前に新調した際、参考にしたのはリーチバーの意匠でした。

今回、改めてリーチバーの意匠を見て、気がついたこと。籐(リーチバー)と竹(テマヒマ)という違い以上に、リーチバーのそれは、大小(太細)様々な材を使っているということ。まるで河井寛次郎記念館に採用されテマヒマでも参考にした朝鮮張りのよう。その不揃いさが繊細さとある種の緊張感、格好良さを生んでいる!まさに「建築は細部に宿る」とはこのこと。コピーしようとしてコピーしきれず、結果的にオリジナルになる。


サラリーマン時代、国内の商社やメーカーを通さず、自社で直接海外の工場に生産を依頼する(直取と呼んでいました)仕事を担当していたことがあって、香港の企業に、某有名デザイナーの靴の写真を見せて作ってもらったら、コピーしようとしてコピーしきれず、似ても似つかないオリジナルになった経験があったのを思い出しました。


工務店さんにしろ、工場さんにしろ、実物を見てなくて、かつ詳細まで説明出来てなかった、詰め切れてなかった、から生まれたモノ。なんら自分の中の進歩はみられないのはトホホですが、AIではなく、生身の人間だからこそ起こる現象だと、前向きに捉えておきましょう。


ちなみに、この勝手口をまっすぐいくと、テマヒマの裏のお宅の横に出ます。テマヒマ同様古い建物なのですが、暫く空き家状態になっていて、このたび建て壊されて更地になることが決まり、昨日ぐらいから本格的な作業が始まっています。残念ですが、致し方ありませんね・・・。営業中も工事の音がするかもしれませんが、ご了承下さい。


テマヒマは昨日今日と火曜日水曜日で定休日です。

明日11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。

ランチの11時半,12時のお時間、ご予約は入ってませんのでご予約無しでもお席ご案内出来るかと思います。


それでは明日も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。

今日も好い一日を。