AIってなんだろう?―AIの「今」と「これから」を考える時間ーAri-nishi ChallengeLAB【こどもサポート】
「AIについて話そう!」
今回のAri-nishi Challenge LABでは、市瀬眞さんを講師にお迎えし、
AIについて学ぶ時間を開催しました。
参加したのは、全員8年生の生徒で、参加した理由を聞いてみると、
「これからAIが大切になると思ったから」
「お父さんが仕事でプログラムをたくさん使っていて、その中身を
少しでも知りたかったから」
など、それぞれに興味を持って参加してくれました。
「AIって、そもそも何?」
講師の市瀬眞さんは、AI研究分析開発の傍ら、アナリティクス・シンカーとして、
AI(テキストアナリティクス)を正しく、わかりやすく伝える活動をされています。
著書に『図解でわかる コンタクトセンターの作り方・運用の仕方』があります。
この日の講座では、AIが実際に社会の中でどのように使われているのか、
たくさんの事例を紹介してくださいました。
例えば、医療・治療の分野。
一部の病院ですが、AIの活用によって、これまで脳梗塞の処置を急いで
行わなければならなかったケースでも、治療の可能性を広げ、より長い時間を
確保できるようになった例など。
「AI」は、もはや遠い未来の技術えはありません。
実際にはすでに、私たちの生活や医療、仕事の中で使われています。
そんな「AIの今」を、具体的な事例から知ることができました。
「AIの課題と今の実力」
AIの課題の例として、自動運転の話がありました。
現在の自動運転技術は、決められた道など一定の条件のもとで、
実用化が進んでいます。一方で、将来的に人間の介入を必要としない、
どこでも走行できる完全な自動運転を実現する検証までは、
道路標識にほんの少し泥がついているだけでも、AIが「止まれ」の標識を
正しく認識できないことがあります。
こうした、現実の複雑な状況をどこまで正確に理解できるかという点は、
AIが抱える課題の一つです。
また、AIによる人の性格の分析についても、興味深い話が紹介されました。
例えば、500文字の文章があれば、AIは作者の性格や特徴を把握することが
できるそうです。
「夏目漱石、どんな人物像だったんだろう?」から、もし夏目漱石が
今の時代に生きていたら、ボランティアをしたり、スポーツを楽しんだり
していたのではないか――と言えるそうです。
AIは、決して「占い師」ではなく、大量の情報を分析することで、
人間だけでは気づきにくいことを見つける手助けをしてくれるもの。
AIの面白さを感じる事例でした。
「AIは手段」
講師からは、これから求められる人物像についてもお話がありました。
「なんでも分析できる人」そして、「AIは手段」
AIを使えることだけが重要なのではなく、AIを使って何を考えるのか、
何を実現したいのか。
将来、AIは空気のように身近で「知恵の拡張」として居る、、。
(どんな状態でしょう(苦笑))
講座の中では、「生成AIに怒っている人は3割」という話もありました。
AIに対して、期待する人、戸惑う人、抵抗を感じる人。さまざまな
受け止め方がある中で、まずは「AIを知ること」が大切なのだと感じます。
「ニオイも作れるようになるの?」
1時間の講座を終えた生徒から、「ニオイも作れるようになるの?」という
質問がでました。
AIについて知ったことで、「じゃあ、これは?」「こんなこともできるの?」と、
問いが生まれていくのは興味深いことでした。
講師からは、
「来年は『本物のAI』が登場するよ。今のAIは、本当の意味で”考えている”
わけではないからね。」と、さらに未来を感じさせる話になりました。
これから登場する『本物のAIは、人間の赤ちゃんのような、まだまだ
ぐちゃぐちゃで未完成だけれど、これまでとは違う存在なものが
できる、、、ようです(笑)。
「大人も「頭が飽和」するほどの1時間」
運営サポートをしていた大人3人も、
1時間の講座を終えて「頭が飽和状態!」でした。
それくらい、次々と出てくるAIの事例は刺激的で、実社会での活用から、
これからの未来まで、考えることがたくさんありました。
そして何より嬉しいのは、最先端の研究やAIに関わる知識を持つ方が、
有明西学園の保護者として地域にいてくださること。
その「知っている人」と「知りたい人」が出会える場として、
Ari-nishi Challenge LABを開催できることを、とても嬉しく思います。
学校の中だけでは出会えない話題と、地域や保護者の方が持っている
専門性や経験が、子どもたちの「知りたい!」という好奇心と出会う場を
これからも作っていけたらと改めて思いました。
次回のAri-nishi Challenge LABも、どうぞお楽しみに!