刺繍
こんにちは。
暮らし、味わう。
民藝と発酵をモノサシに食を通して健やかな暮らしを提案する古民家セレクトショップ&カフェ テマヒマ プロデューサー,バイヤーの太田 準です。
昨日のカフェタイムに、奥の6名席では、高槻市にある福祉作業所コルメナさんによる刺繍ワークショップが開催されていました。コルメナとはスペイン語で「ミツバチの巣」という意味で、テマヒマの8周年に合わせてスタッフみんなで蜂コスプレ・カウントダウンをしたご縁でした。というのは真っ赤な嘘で、コルメナアート展vol3が1月に京都・一乗寺の恵文社さんで開かれるのに合わせてCOLMENA ART JOUNEYと題して、高槻→島本→大山崎→京都・烏丸と作品展やワークショップなどイベントを行われる、その第一弾となるものでした。コルメナさんとしても初の試みで、随分前にオファーを頂き、即決で快諾させて頂いたという経緯です。代表の方がテマヒマの月イチ朝カフェ「哲学対話の時間」(哲学カフェ)にご参加下さったことがあったことからご縁を頂きました。
こちらはテマヒマ主催イベントではなく、所謂場所貸しという形態です。平日のカフェタイムにはこのように奥のテーブルをワークショップや読書会などとしてご利用頂けます。今のところ場所代としては頂いてなくて、お1人ワンドリンク以上のご注文をお願いしています。他のお客様がいてもお互い大丈夫か?など内容にもよりますので、ご要望があればお気軽にお問合せ下さい。ちなみに直近の月イチ朝カフェ「哲学対話の時間」(哲学カフェ)や「幸せのカタチは1つじゃない~マサイの暮らし」永松真紀さんお話会はテマヒマ主催イベントです。
少し懸念していたのは、お知らせにあたって「コルメナの刺繍作家さんと一緒に、ゆったりと手仕事の時間を楽しみませんか?初心者の方も大歓迎!」とだけあって、障害のある方という説明は特に無く、参加者さんの想像に委ねられていたこと。もし自分が主催者だったら、その意味や意義を、何だったら熱く語ってしまってただろうと思います(苦笑)。ワークショップの始まりも普通に自己紹介と作業工程の説明からでした。前提なく、分け隔てなく、ただ時間や場所を共にする。特に無理に言葉を交わそうとすることなく、ただ一緒に手刺繍に集中する。それ自体が尊く、素晴らしい。とても好い時間が流れていました。
今回手刺繍を参加者の皆さんとご一緒した刺繍作家は、下別府美穂さん。その制作の様子を拝見しながら、民藝的観点から考察していました(スミマセン、民藝脳なもので笑)。
まずは刺繍の前に下絵を描くのですが、それが唯一無二の個性。参考にする写真はあるのですが、それを一瞥した後は再び見ることなく、一心に描きます。絵ではあるのですが、元の具体を写そうとしているというよりは、彼女なりの解釈で少し抽象化され現れます。デザインされたというよりは生まれた感じ。民藝において数を重ねるうちに、絵が模様化・文様化していくことがよく起こります。数の仕事である民藝と、一点ものの作品作りとは違うとは思いますが、作為の無さは共通している気がします。
下絵に対して刺し子していく時、その線はガイドにはなっていますが、忠実に再現するのとも違う気がしました。例えるなら、芹澤銈介がカッターで型を切り抜いてる時、棟方志功が彫刻刀で彫ってる時にも似た感じ。とても勢いがあって、集中力も凄かったです。我執が無く、無心に、子供のような純粋な気持ちで。
施設の方が仰るには、最初は波縫い、直線縫いもおぼつかなかったそうですが、今では展示会をするまでに。でもきっと世間的な評価とは別に、作ること自体が楽しくて、作品に悦びが溢れてるのだろうと思います。どのように感じるかは受け手次第ではありますが。。。
皆さん、和気藹々と、でも真剣に集中しながら、手刺繍を楽しんでらっしゃいました。横目にしていた僕も楽しくなりました。
コルメナさん今回は、ご利用頂きありがとうございました!
コルメナアート展まで、COLMENA ART JOURNEYはまだだまだ続きます。
今日はこのブログを書けるぐらいのんびりした店内でした。まだ営業終了前ですが、お越し頂きました皆様ありがとうございました!
明日も11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。明日から3連休という方も多いかと思いますが、ランチのご予約はお二組のみでお席にかなり余裕がございます。
それでは3連休も好いモノ、好いコト、好いトキをテマヒマで。
今日も一日お疲れ様でした。好い夜をお過ごし下さい。