💡ヨガの豆知識💡【迷走神経】
【迷走神経】についてです。
人間の脳からは、体中に指令を送ったり情報を受け取ったりするための「神経」が伸びており、
その中でも迷走神経は、脳から出ている12種類の神経(脳神経)のうち10番目の、体の中で最も長く、広い範囲に分布する神経です。
迷走神経は、心臓 、肺 、胃・腸 、横隔膜まで伸びてつながっています。
心臓 → 心拍数(心臓の打つ速さ)を調整
肺 → 呼吸のリズムの調整
胃・腸 → 消化を助ける、腸の動きを調整
横隔膜 → 横隔膜を通り抜けてて腹部まで到達しており、横隔膜の動きによって胃腸や肺が動き、迷走神経が刺激を受ける
このような働きをする神経です。
迷走神経は副交感神経(動眼神経・顔面神経・舌咽神経・迷走神経・仙髄)の大部分を占めていて、体をリラックス、落ち着かせる方に働きかける役割を持っています。
神経には、脳から体に指令を出す運動神経(遠心性神経)と、体から得た情報を脳へ報告をする感覚神経(求心性神経)があり、迷走神経は、80〜90%は感覚神経の「内臓の状態を脳に報告する」ための神経で、私たちの無意識の中でこの神経が身体の状態をキャッチし、脳に伝え、身体の状態に合わせて自律神経のバランスを整えようとしてくれています。
現代社会において、この迷走神経はとても活発に働いている神経の一つなのではと思います。
今の世の中では、どうしても交感神経優位になりやすい生活環境なのではと思います。
スマートフォンがあることで、常に情報が得られる時代。最近では、動画の倍速視聴に関する実験で、リラックス系の動画を見ていてもそれを倍速で見ると、交感神経が優位になってしまう結果が出ています。
そして、この日本の夏。高温多湿の気候では常に交感神経が、汗をかいて体温を下げようと働き続けています。暑いから冷たいクーラーの室内へ。ここでもまた体から熱を奪われないようにと交感神経が優位に働きます。暑い=血管を広げようと交感神経が活性
寒い=血管を狭めようと交感神経が活性
つまり、この暑さで身体の交感神経が休まることなくフル活動しているということです。
もし、夜も寝苦しくしっかりと睡眠が取れていない場合は、この時も交感神経優位になって副交感神経による身体の回復が十分にできていないことになります。
ぜひ、こんな時代、季節だからこそヨガを活用してもらえたら嬉しいです。
ヨガのいいところは、自分でこの自律神経をコントロールすることができるテクニックであるということです。
ヨガポーズの動きもリラックスポーズを多めにしたり、
呼吸法でゆっくり深い呼吸を意識したり、吐くいきを長くするようにコントロールし副交感神経を優位にすることができたり、
瞑想は、思考や心をクリア、リフレッシュするとともに、扁桃体(恐怖や脅威の処理システム)の過活動を抑制し、交感神経を鎮めて副交感神経を優位にしてくれます。
(扁桃体は、本能による生命維持に関わる危険を察知してくれる場所ですが、現代では。「本当の危険」と「単なるストレス・不安」を、あまり区別せずに反応してしまうことによって過剰に働いてしまい交感神経を活性化させてしまっている)
人間の体は、とてもどんなAIや技術、機械よりも高機能高性能です。
ちゃんと対応できるようになっています。
私たちが少しいつもよりも自分の身体に意識を向けて、自分に気を使ってあげるだけでいつでも身体の調子を整えることができます。
ぜひ、ヨガを活用してもらえたら嬉しいです。