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荷物を届けるのではなく、人に届ける 中野区・杉並区の軽貨物会社ブログ

2026.10.22 01:02

こんにちは。

中野・杉並で軽貨物運送業を営んでいる、社長です。

今回は、私たちフィールドワークが大切にしていることについて、お話ししたいと思います


私たちフィールドワークが大切にしていること。

それは、ただ荷物を目的地まで運ぶことではありません。

その荷物を待っている「人」に、荷物と一緒に込められた「想い」を届けることです。


◆「サービス第一、営業第二」

宅配便というサービスを日本に根付かせた、ヤマト運輸の小倉昌男さん。

小倉さんが大切にしていた考え方の一つに、「サービス第一、営業第二」というものがあります。


まずは、お客様に喜んでもらうこと。

お客様に必要とされるサービスを提供すること。

利益を最初から追いかけるのではなく、お客様に喜んでもらえる仕事を積み重ねていけば、利益は後からついてくる。


私は、仕事をするうえで、こうした考え方を何度も叩き込まれてきました。

そして今、自分が会社を経営する立場になって、改めて思います。

これは、まさに私たちフィールドワークが大切にしたい考え方そのものだ、と。


もちろん、会社を続けていくためには利益が必要です。

利益がなければ、サポーターさんに仕事をお願いすることも、車両を用意することも、会社として必要なサービスを維持することもできません。

しかし、利益だけを追いかけてしまったら、この仕事の本当の価値を見失ってしまうのではないでしょうか。


◆荷物には、それぞれの物語がある

私たちが届けているのは、段ボールや封筒といった物だけではありません。


母の日のカーネーション。

誕生日のプレゼント。

遠く離れた家族から送られてきた荷物。

クリスマスに、子どもが楽しみに待っているプレゼント。


荷物の一つひとつに、誰かの想いが詰まっています。

送り主が相手のことを考え、品物を選び、梱包し、届けてもらう。

そして、受け取る人が箱を開けたとき、そこには品物だけではなく、送り主の気持ちも届くのだと思います。


だから私は、「場所に届ける」のではなく、「人に届ける」ということを大切にしたいのです。


◆置き配では伝わらないもの?

これは、今では当たり前になった「置き配」とは、ある意味で真逆の考え方かもしれません。

もちろん、置き配はとても便利なサービスです。

受け取る側も配達する側も、時間を有効に使えますし、忙しい現代の生活に欠かせない仕組みの一つだと思います。


ただ、私が宅配便の仕事に感じてきた魅力は、荷物を玄関前に置いて終わり、ということだけではありません。

誰かが誰かを想って送ったものを、直接その人に手渡す。

そして、その瞬間に生まれる笑顔を見る。

そこに、この仕事ならではの大きな価値があると思っています。


◆母の日のカーネーション

私自身、この仕事をしていて、今でも忘れられない光景がいくつもあります。

その一つが、母の日にカーネーションをお届けしたときのことです。


お客様に荷物をお渡しすると、こんな言葉が返ってきました。

「毎年、もういらないわって言ってるのに、息子が送ってくるのよ」

そう言いながら、満面の笑顔を見せてくれたのです。

「もういらない」と言いながら、本当は毎年楽しみにしている。

そして、そんなお母さんの気持ちを知っているのか、息子さんも毎年カーネーションを送り続けている。


その光景を見て、私は思いました。

私たちは、ただ花を運んでいるわけではないんだな、と。

お母さんを想う息子さんの気持ち。

そして、それを受け取ったお母さんのうれしい気持ち。

その二人の間にあるものを、私たちがつないでいるのです。


荷物をお渡しするのにかかった時間は、ほんの数分だったかもしれません。

でも、その数分の中には、人と人とのつながりがありました。

これこそが、宅配という仕事の魅力なのだと思います。


◆私たちが届けたいもの

軽貨物運送の仕事は、毎日たくさんの荷物を運びます。

忙しい日には、次から次へと配達をこなしていかなければなりません。

効率よく、安全に、確実に届けることも大切です。

そんな毎日の中で、荷物を単なる「個数」として見てしまうこともあるかもしれません。


でも、その一つひとつを誰かが待っています。

私たちフィールドワークは、荷物を運ぶ会社です。

しかし、ただ荷物を運ぶだけの会社ではありたくない。

荷物の向こう側にいる人を想像し、その人に届けるという気持ちを大切にしたいと思っています。

これからも、安全に、確実に、そして少しでも多くの笑顔を届けられるように。


次回は、もう一つ私が忘れられない「クリスマスの荷物」の話を書きたいと思います。