スティーヴ・アオキまでをも魅了するフランス人ピアニスト【Julien Marchal】 美しきソロ・ピアノ『Insight』シリーズの最終章。
1985年生まれのフランス人作曲家/ピアニスト。ボルドー音楽学校でジャズと現代音楽を学び、同時期に卒業した大学では音楽学を専攻。
2014年には初のEP『Insight』をセルフ・リリース。この作品がドイツ人プロデューサー、ロボット・コッホの目に止まり、彼の作品『Hypermoment』でコラボレーション。
2015年には繊細なソロ・ピアノ作品『Insight』をデジタル・リリース(その後フィジカルリリース)。続く『Insight II』、『Insight III』もロングセラーで人気となりました。
アップライト・ピアノとの音の対話によって、心の内面をスケッチしたインティメートな美を追求するソロ・ピアノ「Insight」シリーズ。
その静かなピアノは世界的DJスティーヴ・アオキを魅了し、アオキの最新作『Neon Future III』でコラボレーションを行うとともに、彼の自主レーベルDim Mak RecordsからEPをリリースするほど。
最近ではUKのシンガー・ソングライター、エド・タレットとのプロジェクト【Lissom】のアルバムをリリース。
【Lissom】のブログはこちら。
ボルドーのホームスタジオにて、愛用のザウターの名アップライト・ピアノとともにライフワークとして取り組んでいる、「Insight = 物事の本質を見抜くこと」と名付けられたプロジェクト。そのシリーズ第4弾であり、最後の作品となるのが本作。
録音の際のマイキングにこだわり、ミュートペダルを用いたまるで綿のようなやわらかなサウンドは、これまでの3作とは違った新たなリズムと新たな和音に彩られ、聴くもののメンタルヘルスを整える極上の穏やかさと美しさを有しています。
吸い込まれるような美しいジャケット写真はフランスの写真家デヴィッド・ブロスによるもの。マスタリングはイアン・ホーグッドが手がけています。
「ゴールドムンド+ニルス・フラーム」な静寂のアップライトピアノ。
生々しさの中にある暖かさ、彼の人柄までも伝わってくるような温かく柔らかいサウンドはポストクラシカルをこれまで聴いた事がない方も自然に入っていけるようです。