売却前のリフォーム
先日、リフォームコンパス東京表参道店にN様からお電話がありました。
「リフォームの相談をしたいんですが、今日は空いていますか?」という内容。
その日はご来店の予約は入っておりませんでしたので、
大丈夫である旨をお伝えすると、午後からご夫婦でご来店くださいました。
お話をお伺いすると、
元々自分たちが住んでいた中野区のお家に、現在息子さんが住んでいるが
間もなく引っ越しをして空家になるので、リフォームをしておきたいとのこと。
その後の売却も視野に入っているご様子ではありましたが、
築年数はまだ10年ちょっとでいらっしゃいましたので、
詳しくお伺いをさせていただきました。
実は、売却をする場合、
リフォームをしてから売るよりも、そのままの状態で売ってしまった方が良い場合があります。
というのも、中古物件を探されている方の中には、
自分たちの思うようなリフォームを前提にされていらっしゃる方がいらっしゃること、
また、中古物件の価格は周辺との相場観で決まる場合が多いため、
掛けたリフォーム代を売却価格に上乗せできない場合が考えられることから、
お勧めしないケースも多いのです。
このあたりは、日本の不動産事情があくまでも築年数で判断されがちだという問題点かもしれませんね。
一方で、今回N様のお宅は、まだ10年ちょっとでしたので、
内装・水まわりを新しくしておくことで、「新築」に近い扱いで販売できる可能性も考えられます。
掛けられる費用にもよりますが、ある程度のリフォームはされても良いかもしれません。
そこで、中堅の2社をご紹介させていただくことになりました。
大規模リフォーム実績は豊富ですが、一般のリフォームや外装もこなす
実力のあるリフォーム会社さんです。
ご自身で住まない、と言いながら、少し楽しみにしていらっしゃる風がありましたので
ぜひ、お打合せを楽しんでいただきたいと思いました。
N様、ご来店ありがとうございました。
Kousuke Kitamura