「お父さん効果」は想像以上に高かった! 父親の教育参加が子どもの成長を左右する
子ども絡みのイベントを開催していて、父親の子育て参加についてよく話題になります。
イベントに参加されるのは、ほとんどがママと子どもたちです。
毎日お疲れのお父さんにもどうしたら休日子どもと一緒に遊んでもらえるか。悩むところです。
今では「イクメン」という言葉がありますが、お父さんにも参加して欲しいので、お父さんが食いつきそうな、企画を考えています。
子どもを持つのは30代の方が多く、仕事も忙しい時期です。なかなか子供と遊びたくても、時間を作るのは難しいと思います。
最近では幼いうちから習い事をされているので、子ども自身が遊べる時間が少ない家庭も多く見受けられます。
習い事をしていなくても、中学生になると部活がはじまり、遊べる時間はほとんどありません。
子どもと遊べるのは中学生までの12年ぐらいです。あっという間ですよ!
ネットで以下の様な記事を見つけました。この記事を多くの父親に読んで欲しいので、そのままコピペします。
引用サイト
https://kodomo-manabi-labo.net/father-kouka
昨今では共働き家庭が増えていることから、子育てや家事を母親・父親がそれぞれ分担しながらこなしていくことが求められています。その結果、ひと昔前に比べて、父親が育児に参加することが一般的になってきました。
こうして父親が積極的に育児に取り組むことは、母親の負担が減ることはもちろん、子どもに対してもさまざまな影響があります。
今回は、「お父さん効果」とも呼ばれる、父親の教育への参加が子どもに与える影響を紹介しましょう。
いつの時代もお父さんは子どもの憧れである!
子育ての中心は母親になることが多い傾向にあります。そのため、子どもは母親の趣味嗜好や考え方、行動などの影響を強く受けやすいとされています。しかし、父親も積極的に子育てに参加すれば、当然父親から受ける影響も多くなります。その結果、子どもがさまざまな価値観に触れることになり、学ぶ機会も増えるのです。
教育ジャーナリストの清水克彦氏は、著書『頭のいい子が育つパパの習慣』の中で、父親の影響について以下のように話しています。
世の中の出来事に敏感で、(私はこういった仕事に就きたい)というビジョンを持っている学生は、小・中学生の頃から父親の影響を色濃く受けてきた学生が多いこともわかりました。 このように、家庭の力、とりわけ父親の力は、子どもの成長を左右する大きな要素になり、父親の積極的な教育参加は子どもを伸ばすうえで重要なカギとなります。
(引用元:清水克彦著(2014),『頭のいい子が育つパパの習慣』,PHP研究所.)
子どもにとって父親とは「社会人としての在り方」を示す存在です。
父親が仕事を生き生きとこなす姿を見せながら、仕事の楽しさやすばらしさを子どもに伝えることは、子どもが「働く」ということに興味を持つきっかけになったり、将来自分が就きたい職業を考えるときにも影響したりします。 また清水氏は、「父親と子どもとの対話時間がほどよく確保」されていることも重要であると言っていました。
「仕事が忙しいのに、お父さんは私のために時間をさいてくれている」ということは、子ども心に嬉しいものです。なかなか難しいかもしれませんが、毎日少しでも子どもと向き合う時間があるといいですね。
教育に積極的な父親を持つ子どもの特徴5つ
シカゴのアン・アンド・ロバート・H・ルーリー小児病院の主治医でもあるガーフィールド博士と、ハーバード大学医学部の臨床小児科学准教授のマイケル・ヨグマン博士の研究によると、父親が育児に携わった子どもには以下のような特徴があるといわれています。
■言語能力が優れている
■自尊心が高い
■学校の成績が良い
■うつや不安症になりにくい
■学校をずる休みしたり、10代で親になったりする割合が低い
言語能力や学校の成績といった学力的な部分はもちろん、自尊心の高さやうつや不安症のなりにくさといった精神的な部分は、子どもがすこやかに成長していくためには欠かせないものです。
子どもの可能性を十分に伸ばすためには、父親が育児に積極的にかかわることが重要だといえるでしょう。
父親の読み聞かせは母親の3倍の効果がある!?
父親が育児や教育に積極的にかかわることが大切だといっても、実際には仕事などの都合でなかなかかかわることができない、どうかかわればいいのかわからないという方もいるでしょう。
そんな忙しい方でも取り入れやすい習慣を紹介します。
1.絵本の読み聞かせをする
母親による絵本の読み聞かせに慣れている子どもにとって、父親による絵本の読み聞かせはとても新鮮なものです。
母親とは違う父親の声や語り口調は、子どもの好奇心を刺激し、集中力や想像力をかき立てることにもつながります。
一説によると、父親の読み聞かせは母親の読み聞かせの3倍の効果があるといわれています。週末や休みの前日に絵本の読み聞かせをする習慣を作りましょう。
2.家族そろって食卓を囲む日を作る
家族そろって食卓を囲み、子どもと父親がゆっくりと対話することは、子どもの学力を伸ばすことにもつながるといわれています。
毎日一緒に夕食をとることは難しくても、週に何度かは早めに帰宅し、親子で会話を楽しみながら夕食をとるようにしましょう。
また朝食を一緒にとるというのもひとつの手です。
父親が朝からしっかり食べることで、子どもも朝からたくさん食べる習慣がつきますよ。
3.父親だからこそできる遊びを楽しむ
アスレチックやスポーツなど、父親だからこそできるパワフルな遊びを楽しみましょう。
母親にはできない遊びを通して子どもとかかわることで、子どもは父親への信頼感がより強くなり、さらには精神的な安定をもたらします。
自然体験は子どもの自己肯定感を育てますし、キャンプには子どもの脳機能を向上させるという効果もあるそうです。
ぜひどんどん子どもを外に連れだしてあげてください。
4.子どもの好きなものを知る
子どもと過ごす時間が母親に比べて少ない父親は、子どもの趣味嗜好をしっかり把握できないことも多いです。
子どもの好きなものを知ることは、子どもとのコミュニケーションのきっかけになったり、子どもの気持ちを汲み取ったりすることにもつながります。
好きな食べ物、好きなキャラクター、好きな遊びなどは母親に聞くなどして把握しておき、子どもとの会話や遊びに生かしましょう。
父親が自分の好きなものを知ってくれていると、子どもは「自分を受け入れてくれている、理解してくれている」と感じ、自己肯定感が高まります。
5.母親を褒め、感謝する
父親と母親がお互いに尊敬・信頼し合うことは、子どもの心の安定につながります。
子どもの前で母親を褒めて、感謝する気持ちを示せば、子どもも母親を大切にするようになります。母親にも、子どもの前で父親を同じように褒めてもらうようにしましょう。
父親と母親の関係は、将来的な子どもの恋愛観や結婚観に影響することもあるため、夫婦間での信頼感を築くことも重要です。
育児に積極的に参加する父親の中には、「育児をするためには仕事を早く片付ける必要があるので、以前に比べて効率的に仕事ができるようになった」という方もいます。
子どものために、妻のために、そして自分自身のために、より子育てに携わってみませんか。