乳がんと美容師 ②抗ガン剤
みなさんおはようございます
東京江東区北砂砂町銀座商店街入り口の美容室ヘアーシップリボーン相澤です
今回は 僕の体験を通して乳がん患者のお客様と美容師の関係をお話ししたいと思います。
突然の告白
今から5年前のお話しです。
わんちゃんのトリマーをされているお客様
年齢は30代後半 2歳になるお子様がいらっしゃる方でした。
相澤さん 私 乳がんになっちゃった、、、
当時の僕はあまりガンのことに詳しくもなかったので動揺していると
半年前の検査で気になる所があるが恐らく良性なので定期的に様子を見て行こうとこことだったので
今回病院に定期検診に行った所すぐに紹介状を書かくからと言われてしまい
専門の病院で詳しく検査したらすでにリンパ腺に転移もしている状態、、、
お医者さんの判断では、抗ガン剤で腫瘍を小さくしてからの手術という治療方針でした。
前回も書きましたが、
乳がんは 大きさが大きいモノ
転移が認められるモノに対しては、
先ずは抗ガン剤で小さいしてから後に手術
という選択肢が取られます。
メリットは、そのガンに対して効きやすい抗ガン剤がわかることで、後の対策が取りやすくなること。
⚠︎ガンというのは種類が非常にたくさんありますが、例えば乳がんが肺に転移したとしてもそれは肺がんではなく乳がんなので、乳がんに対する抗ガン剤を使用します
デメリットは、がん細胞だけでなく正常な細胞にもダメージを与えてしまう副作用です
副作用で髪の毛が抜けちゃうらしいからベリーショートにして
肩下まである髪の毛をバッサリとショートにカットさせて頂いたのですが
髪の毛を失い乳房も失う、、、
このショックは 僕が女性だったら耐えられるのでしょうか、、、
そこには小さなムスコのために病気と闘う母親の覚悟を感じました。
使用する薬は タキソールとFECとのこと
僕はただただお客様の無事を祈るばかりでした。
それから3週間後、そのお客様から医療用のウィッグをカットして欲しいとのご予約が入りました。
いらした時にはウィッグをかぶってらしたのでカーテンを使い個室を作り、そちらにご案内。
ウィッグを外して頂くと殆ど脱毛していました。
早い、、、あまりにも早い
それが僕の感想でした。徐々に時間をかけて脱毛するのかと思っていたら、あっという間に抜けてしまう。
これをショックに思わない女性はいないでしょう
バリカンを使い綺麗にさせていただき、デパートで購入されたウィッグをカットさせていただきました。
その後は髪の毛が生えて来るまでの間
ウィッグのメンテナンスを何度かさせていただきました。
術後の細胞検査の結果
トリプルネガティヴという、非常に複雑なタイプの乳がんだったとのこと
再発してしまった場合、抗ガン剤で大きくなるのを抑える治療しか今の所無いようです。
しかし現在は5年経過し、ホルモン治療もなく 髪も元に戻り元気にいらしていただいております。
髪の毛は綺麗でストレートな髪の毛に戻りましたが、生えて来る時はクセ毛でふわふわした髪の毛が生えて来て二人でビックリしました。
次回はこちらのお客様に抗ガン剤の副作用についてお聞きしたので、それについて書きたいと思います
あ、嬉しいお知らせが
前回のブログに書いたお客さまですが
詳しく検査した結果、リンパや他臓器に転移無しとのこと。
予定どうり抗ガン剤からの手術になりそうです。
抗ガン剤で髪の毛に悩むお客様に僕が出来ること
こちらのお客様にはウィッグの製作を依頼されました。
ふくりび人毛100%の医療用ウィッグ
こちらをカット&カラーをして、このお客さまだけの世界に1つしかないウィッグを作らせていただきます
製作の模様もブログにさせていただきますのでお楽しみに
闘病中も綺麗に楽しくを美容師としてサポートさせていただきます。
気になる内容は右上のメニューから探してみて下さいね
それでは今回はこのへんで失礼いたします。
江東区北砂4-1-14-2F
ヘアーシップリボーン