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「龍族的后裔」第十三集

2019.03.27 11:20

「龍族的后裔」第十三集『宋姓 以民為天(上)』

商王帝辛が姫発率いる軍勢に攻め込まれ大敗し、ここに商王朝は滅び周王朝が立った。

帝辛に追放された異母兄の子啓は田舎の微の地でその報せを知った。帝辛は自刎しその息子・武庚は姫発に捕らえられたらしい。商王家を支持する人々は子啓に新たな王に即位し先王の仇を討ってほしいと訴えるが、弟の暴虐な政治を見て来た子啓はもはや商王家に民の心をまとめる人徳は残されておらず滅びるのは運命だったのだと諭す。さらに今自分が旗印となって立てば甥の武庚は間違いなく殺されてしまうだろう。


姫発の前に引き出されて来た武庚。姫発は以後忠誠を誓うなら土地を与えるので遺族と共に暮らすがよいと勧めるが、商王家跡継ぎとしてのプライドがある武庚は折れず姫発を散々罵ったため牢へと送られた。その報せを聞いた子啓は姫発が武庚を殺す気はないと知り急ぎ参内する。腰低く姫発を大王様と敬い拝礼し、同じ祖先を持つ華夏族がこれ以上争いを続ける事には同意しないと忠誠を誓った。感服した姫発は従来通り暮らしていきなさいと彼を微に封じた。

子啓は牢獄内の武庚に面会させてもらった。自分がやすやすと姫発に降伏した事をさぞかし怨んでいるだろうと問うが、武庚は怨むべきはあの時父を止められなかった自分だと答える。あの時帝辛は諫言した叔父の比干を処刑し子啓を都から追放した。武庚は子啓を引き留めたが、子啓は帝辛を止めることはできない今は命令に従うしかない、将来お前が王位を継いだら都へ戻って来て補佐をしようと約束し別れたのだった。

武庚はまだ姫発に投降する気にはなれなかった。父を死に追いやった仇人に降伏するなどあの世の父が浮かばれないではないか。そう言う武庚に子啓は、帝辛が生前娯楽のために庶民を残酷な刑に処していた、彼らの恨みはどう晴らせばよいのかと問いかける。そして今大切なのは恨みを晴らすために戦い死ぬことではなく、始祖・湯王から続く王家の血を残していく事だと説いた。

武庚は殷の地に封じられ、その周囲に姫発の弟たちが封じられた。武庚や子啓が何か不穏な動きを見せればすぐに抑え込めるよう監視と牽制の意味が込められていたのだ。


帝辛に迫害された木族の末裔の姫・東璃は保護され姫発の母の養女となった。周王朝が建ち彼女も都へと戻って来た。そんな折、姫発は旧王族と婚姻関係を結ぶことによって彼らの造反を防ごうと思いついた。その白羽の矢が立ったのが東璃公主だった。

妻のいない子啓の元に東璃公主は送られた。だが子啓は歳の差があり過ぎると婚姻は辞退し、彼女を養女として迎え入れることにした。

民思いの子啓が治める微国は栄え人が集まってくるようになった。姫発の弟・管叔鮮は武庚や子啓を監視する一人であったが、ある日微国で旅の娘を見初め、嫌がる娘を強引に連れて行こうとする。通りがかった子啓は領民への狼藉はたとえ王族であっても看過できないと管叔鮮を捕え棒叩きの刑に処した。管叔鮮は周王に対する反逆だと叫ぶが、子啓は自分は商王でもなく周王でもなく、民に忠誠を誓うのだと宣言した。


子啓が祭事のために祖先の廟へ赴くと、甲冑を身に着けた武庚がその行く手を遮る。彼は密かに兵を鍛え周王朝を倒すことを考えていたのだ。

* * * * * 

補足:姫発(周武王)は姫昌(周文王)の次男。長男(伯邑考)は既に死去。三男が姫鮮(管叔)で管の国を治める。姫旦(周公)は姫昌の四男で後に姫発の息子の摂政となる。姫昌には少なくともあと3人以上の息子がいる。


登場時から明らかに聖人な微子啓を演じてるのは霍青。仙人的な、なんかこう悟りきったような役柄が似合うわぁw

あと武庚役の人のお芝居も好きだ。

妲己以来の美女・東璃公主、女優さんのお芝居自体は悪くないんだけどこの声優は酷いな。どこぞのオバハン?