ブログを毎日書く方法(第3話)
ブログを毎日書くコツ(完全に自己流)を書いて3日目でございます。
意見することを恐れない
インターネットが普及し始めたころ、個人情報保護法が施行され、2ちゃんねるという匿名性の高い掲示板が「電車男」で盛り上がり、その存在が一般の人にも知れ渡るようになりました。掲示板の中でのみ使われる独特な言葉遣い、暴力的な印象を受ける会話などが行き交うそれを「怖いもの」「犯罪の温床」のようにマスコミが煽り、インターネットで個人のことをさらけ出すのは危険だとか、良くないことだという風潮が生まれました(自分調べ)。
学校はその中でも特に厳しかった(多分もっと上からの指導だったのでしょうが)。当初インターネットは「悪」であり、子どもが使ってはいけないものという教育から入り(今でもあまり変わらないけど)、犯罪に巻き込まれるなどと言う。大変にネガティブな発想ですね。
そうした風潮はいつの時代にも存在する「新しいものを受け付けない人種」によって生まれます。
今でもそうですよね。SNSがいじめの温床とか言いますが、じゃあインターネットやSNSがなかったらいじめはないのか、といえば時代時代でそんなのはずーーーっと存在していて、手段が変わっただけにすぎないのです。お箸の文化にフォークが入り込んできて、「フォークは金属で先が尖っているから危ない!排除すべき!」と言ってるのと同じレベルだと僕は思います。
新しいものを受け付けない人種とそれを面白がって拡散するメディアによってインターネットに対するネガティブイメージを先に植えつけられたように感じます。
そして今でもその風潮は残っています。自分の意見を出してしまうと叩かれ、炎上してしまうのでは、という恐れを持った人。だからそういったことは伏せて、穏便に、毒にも薬にもならないことばかり選んで書こうとする。
そりゃ飽きますよ。
だってそんなの本当の自分じゃないんだもの。ただでさえリアルでの人間関係で気を遣っているのに、ネット上までそんなことしなきゃならない。気が休まらない。
人間は、喜怒哀楽のバランスが取れていることが大事だと考えます。何があってもニコニコ平和に過ごそうとするのはかえって体に良くないと思うし、多分無理です。絶対どこかでイライラが言葉遣いや態度に小出しにでも出てしまうと思いますし、そうでなければ自分自身の心が均衡を保てなくなるでしょう。だから納得が行かなければ怒り、言いたいことがあれば言うのが健全です。ただし注意しなければならないのは、これは決して自分勝手になれ、と言っているわけではありません。いわゆる誰もがわかる特定した誹謗中傷はダメ。自分のストレス発散に無関係な人たちを意味もなく傷つけてはいけません。
そうではなく、怒りや反発心という感情を、意見という形に変換して発すること。そしてその先に希望を感じられること。これが大切です。
個人としての思いや願いを口にしたり行動に起こすことは人間として当然のことですし、何も怖がることではありません。そうした言動が、自分の未来へ向けた環境整備でもあるからです。
敵を作るのが怖いとか、反発されるのが怖いとか思うかもしれませんが、人間全員が同じ発想で賛同するなんて絶対にないし、あったら危険です。
しかし、自分の意見をきちんと言っても感情的に反発してくる人がたまにいます。その手の人は自分と真逆の意見に納得がいかない謎プライドを持った支配欲の塊なので無視して良いです。議論とはそもそも真逆のものをぶつけて進めていくものなので、意見があるならきちんと根拠のある者同士が対峙するのが当然で、そうでないならスルー。全部スルー。適当に受け流すか無視。
言えば良いんですよ、言えば。
ただ、戦争と平和について声高らかに論ずるとか、政治家が政党が選挙ガーとか大ごとにする必要などなくて良いわけです(別に書きたかった書けばいいけど)。そんなおおごとじゃなくて、ブログを続けるなら、自分はこう思う!ということを臆することなく言っちゃえ!ってこと。
それでもなお、「でもコンプライアンスがー」「オモテに顔を出すとー」と警戒する人も多いと思います。それは、内容ではなくて書き方の問題で何とでもなります。SNSでわざと炎上させようと工夫して書いている記事をよく見ます。偏った意見なのに「絶対に自分が正しい!」と言い放ち、対象に対し無闇に攻撃する。しかも言葉遣いがキツい。完全にケンカ売ってる。だからそれを読んだ真面目で深読みしていない人がわざわざご丁寧に「そうじゃないよ!なんでそんなこと言うの⁈」と出向いてくれる。
はい、炎上。
炎上するってのは結構な技術で、普通に意見を述べたところで炎上なんてまず絶対にしません。それでも怖いなら、自分はこう思う。こうすべきだと思う。これだけで終わらせないで、その後に自分がそう思える(できるだけつじつまが合った)理由、もしくは根拠や裏付けを述べればむやみに反発されないし、されたとしてもこちらとしてはしっかりした理由があるわけですから心を痛めることもありません。インターネットは良い子ちゃんになって平和なことだけを発信する無駄な使い方などする必要などありません。しっかりしたものであればきちんと意見をして良いのです。
以上。強気な文章でした。
ところでこの記事、炎上すると思います?
絶対しませんよね。
荻原明(おぎわらあきら)