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社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

それでも公的年金は必要

2019.03.28 14:53

公的年金だけでは老後は暮らしていけません。

将来、公的年金なんてもらえるかどうかわかりません。

こういう文言はよく見かけますね。


公的年金だけでは暮らしていけないというのはごもっともです。

国民年金は40年納めても月65,000円ほどですから。


しかし将来、公的年金なんてもらえるかわからないというのは

少し暴論のような気がします。

確かに額は減るかもしれませんが、公的年金が廃止になることは

ないでしょう。


それよりも何よりも私が個人的に公的年金はありがたいと思っているのは

親の年金のことです。

私の両親は全く貯金も資産も持っていません。

公的年金だけが頼りです。

もし、公的年金がなければ私が親の生活費や介護費を出さないといけない

ことになります。


実際公的年金は賦課方式なので自分の年金を積み立てているわけでは

ありません。

これが公的年金は親世代への仕送りといわれる所以です。


私はやっぱり公的年金がないと困ります。

できるだけ長く制度を維持してほしいと心から願っています。