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ネイチャー姉妹紙に掲載!がん治療のデバイス研究1

2019.03.29 10:12

シンガポール工科デザイン大学(SUTD) 橋本道尚研究室所属 山岸健人博士(工学)

(早稲田大学大学院 先進理工学研究科 武岡真司研究室 2018年博士卒)


この記事では、現在どのような興味深い研究が行われているのかを発信していきます。


現在医療分野では身体を傷つけない「やわらかい材料」が注目されています。

その中で徐々に認知されはじめているのが、ナノシート(高分子超薄膜)と呼ばれる材料です。今回のインタビューでは医療におけるナノシートの活用法をしるために、ナノシートを使ったがん治療用の装置研究をされていた山岸健人さんにお話をお伺いしました。


本インタビュー記事の内容は以下の山岸さんによる研究論文に基づいており、科学雑誌ネイチャーの姉妹紙である『Nature Biomedical Engineering』に掲載されております。

『ネイチャー姉妹紙に掲載!がん治療のデバイス研究』は全2回を予定しています。



①医療現場と結びつく生体医工学


図:光線力学療法(PDT)の仕組み


②より身体に優しいがん治療

図:ナノシートの模式図と皮膚に貼り付けた写真(出典:K. Yamagishi, et al., Biomater. Sci., 2019, 7, 520, DOI: 10.1039/C8BM01290C)