三代目❤夢小説 『NAOTO編103』
2019.03.29 23:00
「変なこと聞くよね」
「よく思い出してみて」
「おかしいのはまりあじゃなくて、彼の方だ」
「直己こそ、まだ数回しか彼女に会ってないのに、そんなこと聞くの変だよ」
「あのな」
「前にも言ったが、お前には幸せになってもらいたいんだ」
「……」
「お前は彼女を守ることを最優先にして、
未来のことも真剣に考えて、ひとつの結論に至ったんだと思う」
「そうだよ」
「でもな。一緒に生活始めたら簡単には引き返せないぞ」
「わかってるさ」
「結婚を前提に考えて、そうしようって決めたんだ」
「逆にさ、直己はまりあの何を知ってんの?」
直己は何も言わず、澄んだ眼差しで直人を見つめている。
「その、一転の曇りもない眼差し…」
「俺は、誰より直己のことはわかっているつもりだ」
「直感的になにか感じたのは事実なんだろね」
「聞く耳もってくれたか?」
「ん…」
「待ってよ、思い返してみるから」
「ああ」
直人はしばらく何も語らず、思いを巡らせている。
直己はその様子を真剣に見つめている。
直人の唇が開いた。
「あれ、そういえば」
「どうした?何か思い出したか?」
「まりあと連絡が取れなくなって」
「渡嘉敷で彼女を見つけた時に、スマホは彼が取り上げてそのまま先に帰ったって言ってた」
「それで?」
「…その数日後、彼女と一緒にいる時に彼から着信があって」
「…そういえば、まりあが持ってたあのスマホって誰のだろ?」
つづく