ちょっと不思議ないい話
私の名前は、「有子」と書いて「ありこ」と読みます。
子供の頃から20代までは、嫌で嫌でたまりませんでした。
「変わった名前やねー。」
「変なの!」
「アリンコー!」
悪気は無かったかもしれませんが、
人と違うこと、辛かったです。
親を恨みました。(笑)
大人になっても…。
「ゆうこさん?」
「いえ、ありこです。」
何回も何回も。
これは、今でも。(笑)
30代後半頃から…。
「いい名前ですね。」
「可愛い名前ですね。」と、言われることがチラホラ。
やっと、「いいかも?」と、思えるようになりました。
そんな、誰しもが必ず持っている名前。
大切にしていますか?
ここからが本題!
これは、もう10年以上前のこと。
ちょっと不思議ないい話です。
今でもお付き合いのある友人Iさん。
年に数回は、お会いしていたのに
その1年間は、一度もお会いしていませんでした。
久しぶりにお会いした開口一番に、
「大変な一年だったの…。」と。
「ある日、オデコにポツンと赤い湿疹ができてね、
それが、みるみる顔全体に広がり、
外にも出れなくなるくらい酷くなって…。
この1年間、どこの病院へ行っても全く良くならなくて、
精神的にも参っていたの。」と。
そんなある日、ある人から聞いた大阪梅田の皮膚科クリニック。
何でも、全国からそのクリニックに大勢の人が診察を受けに来るらしい。
少し、不思議な先生らしい。
(もちろん、医師免許を持つ西洋医学のお医者様です。)
藁尾もすがる気持ちで行ってみたところ、
一回の診察で処方されたお薬が効いて、湿疹が消えたとのこと。
それが…。
「そこの紙に名前を書いて見てください。」と言われて。
書いているときに、
「名前はね、とても大切だから、どんなときも丁寧に書かないといけないよ。」と、
おっしゃったらしい。
そして、
「同じ種類の薬でも、人によって効く薬は違うのだよ。
あなたは、これだね。」と、ひとつ選んでくださったらしく、
そのお薬が効いて、キレイなお肌に戻ったらしい。
「それまでも、その薬と同じ種類の処方は、他の病院でもあったのに…。不思議でしょ?」と。
肌でトラブったら、私もその先生の所へ行こう!と思っていましたが、
その当時すでに、ご高齢だったその先生は、
残念ながら数年前にお亡くなりになりました。
そのお話を聞いて以来、
クレジットカードを使ったとき、
ホテルのチェックイン、
…等々。
適当にサインしていましたが、
少しゆっくり丁寧に書くようになりました。(笑)
私の大切な名前ですから!
ところで、
写真のネーム入りレースハンカチ、美しいでしょ?
素敵な人からのプレゼントです。
あまりにもキレイで使えない~。
ワイングラスに入れて、飾っています♡