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song of plants

桜色の想い

2019.03.30 00:27

陽射しが少しずつやわらかくなり

足元に小さな野の花たちを

見つけたと思えば

すっかり春


3月も終わろうとしていて

もう桜の季節になりました


年明けから色々な出来事があり

この場所に向き合うこともできず

心と体をゆっくり立て直しながら

それでも気が付けば

すべてが流れの中で辿り着くべき場所に

流れ着いた

やっとそんな風に思える今日この頃です


ふとしたきっかけがあり

フラの繋がりで出会った

私よりひとまわり年上の素敵な女性

同じように数年前に人生の転換期があり

ヨガやフラ 

あらゆるヒーリングなどにも出会うなか

フラワーエッセンスにも出会われたそうです


植物の持つ神秘や自然の力の大きさ

そういったものを知れば知るほど

心は理屈だけでは説明できないと

何かをコントロールしようとすれば

するほど苦しくなるのだと

そう感じられたそうです


ただ訪れるものを受け容れながら

流れにのまれず任せつつ

自分が豊かになる時間を持つこと

そうすれば

自然とすべてが落ち着くべき場所に

おさまるのだと


今はひとりで美術館巡りをする

そんな時間を持てることが

とても幸せに感じるのと

包み込むようなやわらかな笑顔で

そう語ってくれました


出会いは偶然ではなく

そんな風にいつも時を選んで

私に必要な言葉を運んでくれる気がして

その言葉がきっかけで

忘れていた大切なものと

自分の在り方を

取り戻すことができたように感じます


思えば

いつも大事なタイミングを

そっと教えてくれたり

必要なものをお仕着せではなく

差し出してくれる

そんな出会いに助けられながら

私は生かされていて

そのことに感謝の想いを忘れてはいけないと


季節をそっと知らせてくれる

草花たちや自然の姿にあらためて教えられ

気付かせてもらったように感じた朝

時を得たように

桜が蕾を開きました


植物たちが

枯れた葉や朽ちた枝

そのすべてを抱きしめて

花を咲かせるように


桜並木を歩きながら

またここから新しいサイクルを

自分なりの歩みでゆっくりと

進んでいけたら

そんな風に感じています


* * *

春という季節は

一度すべてを許すために巡ってくる

~ヘンリー・デイヴィッド・ソロー~