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マヤ

『はじこい』妄想ストーリー②

2019.03.30 23:00

「ゆりゆり、夕食できたから熱いうちに食べよう!」



順子が匡平の部屋に入ってきた。



レポートを書く手を止めて振り返ると、フリルがいっぱいついた真っ白なエプロン姿の順子が立っている。



匡平は立ち上がり、ゆっくり順子の前まで歩いてきた。



「エプロン…」



「ん?なに、変?昭和っぽいとか言わないでょ」



匡平の手がスッと順子の口元に触れた。



「こ…こら、キスなんかしてたらご飯冷めちゃう…」



「ちげーよ…ついてる」



匡平は順子の口元についていたご飯粒を取ってパクッと食べた。



「ありがと…」



「ハンバーグとナポリタンじゃなかったっけ?白飯も用意したの?」



「いっぱい食べるかなって思って」



「…あんまり食欲ない」



「え?どうしたの」



順子の手が匡平のおでこに触れた。



「熱はなさそうだし、勉強しすぎじゃない?」



「どっこも悪くねぇよ」



匡平の顔が近くに迫った。



「春見が側にいると、胸がいっぱいになる」



「…ゆりゆり」



「ヒール履いてないと、やっぱちっちゃいね」



順子の頭をポンポンと触った。



「可愛いですね」



「……」



匡平が優しく包み込むように順子を抱きしめた。



「やっと、見つけたんだ」



「何を?」



「君を抱きしめる理由…」






『はじこい』ショートショートです。


また、思いついたら書くかもしれません。


主題歌『HAPPY BIRTHDAY』を聴きながら、ぜひ読んでみてくださいね。


いつもご愛読感謝します。