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東京寫眞帖

穏田川の跡(原宿・キャットストリート)

2019.03.31 10:51

まったくもってふだん足を運ばない地域である。

そんなところにわざわざ来たのは、転勤する同僚へのプレゼントを引き続き探していたためなのだけれど、それにしても人が多い。地下鉄の駅から地上に出てみて、その人波に気圧され、はやくもため息が出た。

目当てのものを購入してさっさと帰るつもりでいた私に、店員さんがなにやら紙片を手渡す。近くのコーヒー店とコラボして、タピオカティーをサービスしているのだという。

お店の場所を見てみると… おや。

これはキャットストリートの先。

キャットストリートといえば、暗渠巡りをする人には基本中の基本・穏田川の跡。

そういうことなら行かずばなるまいよ。

キャットストリートは表参道の幅広い通りを挟んで北と南に分かれている。

今日たどるのは南半分。

人が行き交う通りにひっそりと「さんぐうばし」と橋跡の標柱。

穏田川の跡はほんの少しだけ、両脇の歩道よりも高くなっている。

この変な四角い石はもしかたら橋の跡かな…

川の一本横の通りにはなにやらすてきなカフェが。

穏田橋跡。

このあたりでだんだん日差しが強くなってきた。額がじりじり焼けるようで、冬のマフラーを巻いてきたのを後悔する。

日差しを避けたくても川跡の遊歩道には木陰すらないわけで、穏田橋を過ぎてからは黙々とサクサクと歩いた。

で、件のお店に到着。

タピオカミルクティの冷たさにほっとする。

ほんのり桜の香りづけがしてあって、少し嬉しいような気分になる。

喉を潤したあとは、近くの穏田神社に参拝。

桜と神社って似合う。

そして狛犬をパチリ。いや、あまりに子どもの狛犬のお尻がぷりっとしていたもので、撮ってしまったのだけど。お尻は可愛いのに顔は怖いんだよねえ…

渋谷駅が近づくにつれて、川の跡はそれらしさをなくし、ただの道路と変わらなくなっていく。それでも左手を見れば微妙に坂道で、ということは自分がいま歩いている道はやっぱり川の跡でいいんだな、と確認したりする。

で、そんな坂道の隣のレトロ建物。

システム制御ってあるけど、どんな事業会社なんだろう…

ていうか、社名の看板の上にあるトマソン的物体が気になる。

なんだろな、これ。

キャットストリート終点。

終点で穏田川は明治通りに出る。

「みやしたばし」の標柱。

渋谷キャストの桜。

キャットストリート終点近辺は、以前は小さなお店が軒を並べていたようだけど、いまでは渋谷キャストという巨大な建物に変わっていた。ビルの前に広々とした空間を取り、緑を配してある。

濃い色の桜がとても綺麗。

何百という種類がある桜。どれもとても心惹かれる。

川の跡をたどった最後に思いがけずこんな豪華な桜を見ることができてよかった。

さ、そろそろ日差しで溶けそうなので、地下に潜るかな。