文字力アップ 相田みつを美術館カフェde伝筆
お花見ウォーキングからの築地波除稲荷神社で伝筆絵馬をすませ、向かったのは相田みつを美術館です。
館内には桜が飾られ、春の装い。
展示テーマは「みつをの文字力(もじぢから)」。
テーマにふさわしく、最終室の正面には6つの古典の書がどどーんと掛けられていました。
いままでも何度もその書は目にしていましたが、場所を変え、大きな部屋に連続して並べられていると、また違った書の美しさと凄みを感じとることができました。
一般的にあまり知られていませんが、相田みつをさんは若いころにしっかりと書を極めていらっしゃった方です。
あの独独の書のスタイルは、書の基本をマスターしたうえに成り立っているのです。
見ごたえたっぷりの書を鑑賞したあとは、おまちかねカフェでホッと一息。
八重桜の花びらをブレンドした優しい味わいの桜ティーとチャット2個セットの限定メニューをいただきました。
チャットとは、相田みつをさんが命名し、包装紙のデザインを手がけた黄身餡のおまんじゅうです。チョコ味はカフェ限定!
誰からともなく、おもむろに鑑賞した感想や気になった言葉などが話題に上り…。
さぁ、その言葉どんどん描いてみようか!
練習はなし。
はがきに直接描いていきます。
描き始めると、とまらない。
桜やミモザがグラスに活けられたテーブルで。
気持ちよく描くことに集中します。
わたしはちょっとしたアドバイスをするだけ。
“これはどうやって描いたの?”
“これって薄墨で描いたの?”
お互いに質問が飛び交い、言葉、構図、アイデアetc.をシェア。
1時間ちょっとでみんな11枚ほど描いてましたね。
途中で1、2回とめたんですけどねwww
とめなかったらどうなっていたんでしょうか。
今日の3枚をそれぞれに選んでもらっての撮影タイム。
他の作品はひとりずつまとめ、みんなで回覧形式でシェアしました。
相田みつを美術館カフェde伝筆、みんなの文字力(もじぢから)がぐーんとアップした密度の濃い時間でした。
わたしは2枚描いたうちからこちらをピックアップ。
「均衡と変化」
書の解説の中で響いた言葉です。
さて、これからみんなで懇親会のお店へ向かいます。
ーーー続く。
自分の心にある、形のない想いや気持ちを、伝筆(つてふで)という見える形にして、
大切な人へ、大切に伝えます。
文字を描くのに年齢制限はありません。
50の手習いと言われるように、50歳からでも60歳からでも「生涯の技術」として、
伝筆をはじめていただけます。