生命の熱
2019.03.31 15:28
「これくらい 我慢するのは当たり前
嫌なことだらけの日常だけど
みんなそうして生きてるよ
夢は見れないよ
ガキじゃないからね
立場があるから
それが社会だ
それが責任だ
生きるって こうさ」
嫌なことだらけの日常だけど
みんなそうして生きてるよ
夢は見れないよ
ガキじゃないからね
立場があるから
それが社会だ
それが責任だ
生きるって こうさ」
意味もない
金にもならない
熱意には
蓋をして
さらに土をかぶせて
ずっとそのまま
時折マグマのように
グラリ 突き上げても
「いけないいけない
叶わない
願ってもいけない夢」
とばかりに
また土をかけ
見ないふり
そうして
なんとなく 沈殿している
生きる温度が
低い
自身の熱を 抑え込んでいるからね
「でも それが自分だと思ってる
こういう性格なんだ。
(………なんか、ほんとはもっと
明るくて無邪気でだったような
気がするけどね…)
あぁ
自由な頃に戻れるなら
ああしたい
生まれ変わったら
こうしたいな……」
・
・
・
それは
「早く死にたいです」
と同義
「本当に生きたいがために
死にたいです」
っていう
ものすげぇ屈折に聞こえる
そのわりに
そのような人ほど 往々にして
生きる価値に 向き合ったからではなく
ただただ
漠然とした 不安がゆえに
「生きていかなければならない」
とは 思ってる
(………なんか、ほんとはもっと
明るくて無邪気でだったような
気がするけどね…)
それ
小声で言うなよ
「ほんとは心のどこかで、そう思ってるんだけどね、ハハッ」
みたいな態度で 言うなよ
声を大きくして言えよ
誰が他にお前を生きてんだよ
誰が お前を宣言すると思ってるんだよ
そうやって
自分が自分を生きないことをな
死んだように生きてる
いや
生きたまま死んでる
っていうんだよ
ゾンビっていうんだよ
自分を生きない奴はな
スルリと 誰かが替わりになるんだ
魂のない肉体はな
操られるんだよ
それを
奴隷っていうんだよ
「みんなそうやって生きているじゃないか」
いいえ
わたしは
許せない
許さない
*過去に書いたブログ