Kumiko Ando Aromatherapist

秋田へ

2019.04.01 05:24

大好きだった、おばあちゃんが亡くなった。


もうすぐ、100歳になるところだった。


いつも、いつも笑顔で、いいことも嫌なことも、ぜーんぶあの笑顔で吹っ飛ばしてしまう人だった。


会うたびに『背大きくなったなー』と言うんだけど、それは、私の背が伸びたのではなくて、歳を重ねる事に、小さくなっているおばあちゃんに理由があった。


それを言うとケラケラ笑って『おらが縮んだんだべか』て、顔くしゃくしゃにして笑う。


晩年は、認知症を患っていた。


『私だーれだ』って聞くと、

『顔は見たことあるんだけど・・・どなたさんだったけなぁー。忘れちゃったものなぁー』と言って、顔をくしゃってしてケラケラ笑う。


忘れられたショックもその笑顔で吹っ飛んでしまう。


こんな風に生きたいな。


そう思わせてくれる人だった。


かなわない強さみたいなものを持ってる人。


なきがらもとても穏やかで、安らかでした。


会えない寂しさよりも、たくさんの思い出の方が勝って、エピソードもいっぱいあって、そのどれもがみんなを笑顔にする。


素敵な人でした。


今でも、いつまでも大好き。