3月25日 塩づくりの町、延岡市北浦町の「塩田・塩の資料館」に行ってみた
2019.04.01 09:51
宮崎県と大分県の県境、延岡市北浦町にある、道の駅「北浦」。
ここに、塩づくり体験が出来る施設「塩田・塩の資料館」があるということで、やって来た。
この地は、かつて揚げ浜式の塩づくりが盛んであった。
資料館では、塩作りで使用していた道具や、作業工程を解り易くパネルにして展示している。
1. 海水を運ぶ。
2. 海水を撒く。
3. 乾いた砂を集め、囲いの中に入れ、さらに海水を注ぐ。
4. 作ったかん水(濃い塩水)を煮詰める。
以上の工程を、実際に体験出来るものと期待していたが、残念ながら現在この体験イベントは行なっておらず、天然塩の製作工場の見学のみ。
工場では、塩を煮詰めている最中で、釜から湯気が立ち昇っていた。
透明度が高いと評判の北浦の海水を汲み上げ、昔ながらの製法で時間をかけて作り上げたのが、
この「北浦の月の塩」。
試しに、一袋購入してみる。
透明感のある、さらりとしたマイルドな味わい。
名物の塩ソフトクリームも、甘さが際立って最高の隠し味となっている。
目の前に広がる下阿蘇ビーチは、環境省が定める「全国快水浴場百選・海の部特選」に、九州で唯一選ばれている。
美味しい塩作りには、もってこいの環境である。
宮崎の海岸線には目立った工場もなく、原発もない。
この環境を、このままずっと守り続けて欲しいと、切に願うKY夫婦であった。