FIAT ABARTH 595
FIAT社のNUOVA500Dを
アバルトがチューンしFIAT ABARTH 595。
多分日本に数台しかないと思われる一台
でもここには2台あるけど〜
このレーシングラインがボンネット、
しかもヘッドライトから流れる
このラインが入っているのは初めて見た。
ABARTHのサソリのエンブレムがいいね〜
ABURTHは、かつてイタリアに存在した自動車メーカー。
1949年にFIAT社と同じく北イタリアのトリノに設立、
1971年にFIAT社に買収された。
1990年代以降は、FIATが生産する車の
グレードやモデル名として名前を残すのみだったが、
現在は、アバルト&C.社(Abarth&C. S.p.A)として
再組織されて別会社となっているそうだ。
ABURTHの名前は、創業者のカルロ・アバルト
(Carlo Alberto Abarth 1908-1979)に由来し、
元々、フィアット車をベースに自社チューンした
レーシングカーで自動車競技に参加しながら、
チューニング車やチューニングパーツを販売する会社だった。
ちなみに、ABARTHというスペルは
イタリア人の名前にはないのだが、
それは彼がオーストリア人だからだ。
元はカール・アバルトという名前で、
イタリアに移住し市民権を得てから
カルロ・アバルト(イタリア語読み)となったそうだ。
アバルトは、独自の自動車開発も手掛けていたが、
その記念すべき第1号車「204A」のエンジンはFIAT製。
そして、チューニング車として多く選択したのもFIAT車だった。
アバルトは、FIAT車をベースにボディに改良を加え、
マフラーをはじめとする自社開発パーツを採用した
コンプリートカーを製作する。
フィアットとアバルトは、FIAT車による
レースおよびスピード記録で、
満足できる結果を残した場合にアバルトに
報酬を支払うという契約を結び、
2ブランドはより関係を強めていく。
アバルトはその資金を元にレース参戦や
それを視野に入れたFIATベースの
コンプリートカーの開発を行った。
代表作は600をベースに1961年にデビューし
ツーリングカーレースを席巻した「850TC」や
その発展型で62年に登場した「ABURTH 1000TC」
そして、500Dをベースにボアアップし
1963年に誕生した「ABURTH 595」
翌年1964年にストロークアップで
さらなる排気量アップを果たした「ABURTH 695」だ。
このABURTH 595
12”アルミに被せたオーバーフェンダーが
小さなNUOVA 500Dのボディーをより
可愛く格好良くしてくれています!
イタリアンレッドに塗装されたエンジンは
オリジナルの500cc からボアアップした595cc。
アバルトチューンの心臓部はエンジン
専用ヘッドを与えられたことで、
ボア径を73.5mmまで拡大したエンジン。
ハイコンプピストンが与えられ、
圧縮比は10.3:1に引き上げられた。
ABARTHの大容量アルミオイルパンが下から覗く。
オイルパンに冷却フィンがついているのも
オイルの冷却効果を生むためなのだ。
ボアアップとハイコンプピストンで
トルクとパワーを与えられたエンジンの性能を
余すとこなく発揮するには
オイル量を充分に備える対策が不可欠。
大容量オイルパンにはアバルトのオイルパンは
4リットルと倍の容量を持つ。
もちろんABARTHの刻印入り。
空冷エンジンである旧チンク系統において、
空冷すなわちオイル冷である。
タイヤは500Dと共通スペックパワーを
30馬力まで上げつつも、
それを受け止め路面に伝えるタイヤは
500Dと同じく125-12であった。
上の写真は変更されているが、
本来はホイールキャップの形状も500Dと同じもの。
シートも500Dと共通 メカニズムに
スペシャルパーツを奢りつつも、
当時はインテリアも500Dと全く同じであった。
インパネも500Dと共通 ベースとなった500Dと
インストゥルメントパネルも共通する。
当時物はタコメーターや油温計も付いていなかった。
595専用エンブレム フロントのスコーピオン・エンブレムの他、
リアには専用品のABARTH595エンブレムを備える。
¥2,980,000
いいね〜
本物〜??
このこのぐらいで買えるんだね〜
その辺の何千万クラス高級車より
この手の車の方が好きやな。
見てて何がどうなっているのかが良くわかるから
所有していて絶対に楽しいやつ。