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平原演劇祭2019第2部、終演いたしました

2019.04.03 14:22

こんばんは。


久しぶりに書きます。



3日前、3月最後の週末、

府中是政の豆茶房でこで開催された

平原演劇祭2019第2部、

無事に終演いたしました。


その前日は雨だったので、

どうなることかと思いましたが、

当日は心地良い日差しに恵まれ、

平原演劇祭特有の野外での上演もでき、

関わっている身として大変うれしかったです。



私が平原を初めて観たのが昨年の10月の

土浦での「嵐ヶ丘」。


広い敷地内を縦横無尽に走る役者、

その横を日常の人々が通り過ぎたり、

車の音や飛行機の音、

自然の景色、夕暮れ、星空...

とまあ普通の劇場で体験するものと180度違う。

 


自分が景色と一体になる、



多大なるインパクトを受けました。

そして、私、とても好きだなぁと。


それから年が明け、

偶然に今回旗揚げされた孤丘座のみなさん

(空風ナギさん、武田さやさん、高野竜さん)にばったりお会いし、ブログに書いた感想を覚えてもらっていて、びっくりで、

高野さんから

「会うんじゃないかと思ってました」

と言われたのもびっくりでした。


翌月、友達と話してまして、

演出モデルがない私は観たことある、好きな団体や劇団さんの演助で勉強してみればと言われ、高野さんが浮かび、早速連絡、

今回関わらせていただく運びとなりました。



私は運が良い人間で、

高野さんもちょうど演助を探されてたのです、劇中に出る。


はい、出演者であったのです。



だから、

今回はいろいろさせていただきました。


役者としての役回りもですが、

本当に裏方作業もしましたし、

お客様の対応もちょこっとしたり、

音響の選曲、オペもさせていただきました。

盛りだくさん。


...5日でやるのはとてもハードでした。

そのおかげで、全出演者さんと何かしら関わることができたのでラッキーだったのかもしれません。




ここで出演者紹介をいたします!



トップバッターのアンジーさん。

「詩とは何か」、歪んだ日常を思春期特有の何とも言えない感覚で生きる女子高生を演じていまして、何とも言えない気だるさ、不気味さ、また遠くを見ると寄り目になるという特技が更に役を魅力的にしていました。

ご本人はとても爽快な、笑顔が素敵な子です。


音響オペさせていただいた、同じく「詩とは何か」を詩とラップで表現したなみちえさん。

私はこういうパフォーマンスを初めて、かっこいいなぁと思いましたし、彼女の生き様が現れている詩も良かった。そして多才。

着ぐるみも作ってるそうです。

終演後、お話しして「私は何やってもいいんですよ」と言っている姿が強く印象に残っています。


休憩挟んでの、

「小岩井農場2016」の夏水さん。

暁方ミセイさんが宮沢賢治の心象が書かれた本を辿った内容を気持ちの良い晴れ空の下、よく通る声で観客を野外に連れ出し、

正に平原演劇祭!というシーンでした。

先の公演では、ヒースクリフという勇ましい男性を演じてらしたのですが、うって変わっての美しい女性でしたね。



そこから孤丘座のお二人による

「孤立が丘」が始まった訳です。


二人の個性は正反対。

さやさんの語りは、周りの人を包むように説得する。

一方、ナギさんの語りは、爆発でエネルギーを発散、巻き込んでいく。


剛のナギさん、柔のさやさん。

でも、二人ともとても芯が強い。


この作品は長ゼリフがとてもたくさんある上、地名や川の名前、戯曲、とにかくありとあらゆるものがこれでもかと詰め込まれ、

プラスWの悲劇まで盛り込まれているという、笑いあり、真に迫るものありという

何とも言えない内容でして、

それをこの二人は背負って立っていたのです。


さやさんは、本番中の無茶振りもそつなくこなして、やるなぁーと思いました。


途中、挿入歌があったんですが、

雄々しい歌なのですが、この二人が歌うと

空気が変わると言いますか、何とも言えないエネルギーに満ちていまして、

その後、ラストまでの坂を急加速で駆け抜けて行った姿はあっぱれでした!


ナギさんの沼森、凄かったですね。

エネルギーに満ち満ちていました。

みんな、息を飲んでいたと思われます。



私はその後、終演を語らせてもらったのですが、内容がクライストチャーチの事件のことでして、当初からクライストチャーチの話になることは決まっていたんですが、

直前での事件...これもタイミングだったのですかね...何とも言えないのですが、


ハカというニュージーランドのマオリ族の民謡舞踏を覚え、本当のラストに行いました。


これは戦闘前に士気を高める躍りだそうですけど、人を歓迎する時や葬儀の時も披露されるそうで、事件後、現場をハカを捧げに来るマオリ族の方が途絶えなかったそうです。



「孤立が丘」のお話の中に傘おじさんという、見た目ルンペン(浮浪者)、でも守護神のような存在の話を、気付いてなくても私たちは守られてるんだよって言うことを最後に語っていたのですが、


昭和の頃は、そういう人、私の周りにもいまして、でも田舎だったから「いいよ、いいよ」と周りの人が受け入れていた姿を見ていました。


平成になり、そういう人は除外されるというか、生きていけなくなる...そういう在り方がいいという訳ではないけど、特に大都会は心に余裕がないというか、社会が余裕がなくなっている、違うものを排除することが守る社会は、神様いたとしても、存在できない位、窮屈で退屈だと私は感じていまして...



次に来る、令和の時代、どうなるのかなぁ...


人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味。厳しい寒さの末に綺麗に咲き誇る梅のように、日本人ひとりひとりが美しい花を咲かせられるような時代に...


名付けられた名の通りの時代なるといいなぁ

と、自分が与えられたシーンを通して思った次第です。




好きと言うことで繋がった今回。

貴重な経験をさせてもらえました。


野外で公演するのも観るのもおもしろいし、

終わってからも、たこ焼きをみんなで食べてたり、精算会見れたり、普通の公演とは一味も二味も違う平原演劇祭...深いです。



孤丘座は、これから一年活動されるそうで、

お二人の一年後の姿がとても楽しみな私がいます。



最後に遅くなりましたが、

高野竜さん、孤丘座のお二人、

出演者のみなさま、

そしてご来場いただいた方々や

お気に留めてくださったみなさま、

本当にありがとうございました。


この機会に感謝して、

この文の幕を閉じようと思います。


ありがとうございました。




井川いずみ